気道・肺・胸郭の病気 気胸

気道・肺・胸郭の病気 気胸

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気道・肺・胸郭の病気〜「気胸 (ききょう)」〜
「病気と症状ひと口メモ」


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気道・肺・胸郭の病気〜「気胸」

【気胸とは】
気胸とは、胸膜腔内に空気またはガスが入り込んで肺が収縮し、その結果、突然の胸痛におさわれて、しばしば息切れや呼吸困難をきたすというもので、一般に、(特発性自然気胸では)10歳代〜30歳代のやせ型の男性に多くみられます。この気胸には、自然気胸、外傷性気胸、(人工気胸)の三種類があり、自然気胸はさらに、特発性自然気胸と続発性自然気胸の二つのタイプに分けられます。
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【症 状】
胸痛、息切れ、呼吸困難、咳、痰、動悸、不安感、チアノーゼ、冷や汗
【初診に適した科】
内科/呼吸器科


呼吸器の仕組みと働き、呼吸器の病気について、もっと詳しくわかります!
「呼吸器の病気ナビ」


呼吸器の病気のうち、気になるものピックアップ!
睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠時無呼吸症候群の症状





いんふるえんざ
インフルエンザ
ういるすせいはいえん
ウイルス性肺炎
かかんきしょうこうぐん
過換気症候群
か ぜ
風 邪
かぜしょうこうぐん
かぜ症候群
かんしつせいはいえん
間質性肺炎
きかんしかくちょうしょう
気管支拡張症
ききょう
気 胸
きゅうせいきかんしえん
急性気管支炎
きょうまくえん
胸膜炎
さいきんせいはいえん
細菌性肺炎
さるこいどーしす
サルコイドーシス
しんがたいんふるえんざ
新型インフルエンザ
じんぱい
塵 肺
ぞくりゅうけっかく
粟粒結核
ていさんそけっしょう
低酸素血症
とくはつせいききょう
特発性気胸
のうきょう
膿 胸
はいあすぺるぎるすしょう
肺アスペルギルス症
はいうっけつ
肺うっ血
はいえん
肺 炎
はいかのうしょう
肺化膿症
はいきしゅ
肺気腫
はいけっかく
肺結核
はいけっせんそくせんしょう
肺血栓塞栓症
はいこうそくしょう
肺梗塞症
はいすいしゅ
肺水腫
はいせんいしょう
肺腺維症
はいそくせん
肺塞栓
びまんせいはんさいきかんしえん
びまん性汎細気管支炎
まんせいきかんしえん
慢性気管支炎
やくざいせいはいぞうえん
薬剤性肺臓炎
はいがん
肺 癌





【インフルエンザとは】
インフルエンザとは、多数のかぜウイルスの中のインフルエンザウイルスによって起こる「かぜ症候群」の一つで、特に体力や抵抗力が衰えている高齢者をはじめ、小児、妊産婦、慢性の呼吸器疾患や心臓病、糖尿病をもった人にみられます。インフルエンザウイルスの種類には、A型・B型・C型があります。このインフルエンザウイルスは、寒さや乾燥を好むことから、秋から冬にかけて活動します。
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【症 状】
発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛、鼻水、咳、咽喉の痛み、声がれ
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【ウイルス性肺炎とは】
ウイルス性肺炎とは、ウイルスが原因となる肺炎ですが、ほとんどが呼吸器系ウイルスによって起こります。なかでも、インフルエンザウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルスなどが、主な原因ウイルスとして挙げられます。
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【症 状】
鼻汁、鼻詰まり、咽喉の痛み、かすれ声、発熱、咳、痰、胸痛、呼吸困難
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【過換気症候群とは】
過換気症候群とは、呼吸運動が発作的に激しくなって、身体の代謝に必要以上の換気が起こるために生じる一連の症状をいい、多くは神経質な若い女性で、また、男女を問わず25歳前後によくみられます。原因としては、浅い呼吸を過度に早く繰り返す、身体的・精神的なストレス、胸郭だけを使って呼吸をする習慣があるなどです。
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【症 状】
呼吸困難、動悸、息切れ、胸部の不快感・痛み、腰痛、手足のしびれ感、手足の屈曲発作、顔面のしびれ、頭痛、めまい、失神、知覚異常、不安感
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【風邪とは】
風邪とは、主にウイルス感染によって上気道(鼻腔、咽頭など)の粘膜に炎症が起こる病気で、身体の抵抗力が弱ったり、無理をしたりすると引き起こされます。病毒となる伝染性が強いウイルスには、ライノウイルスやアデノウイルス、エコーウイルス、コクサッキーウイルス、パラインフルエンザウイルスなどが挙げられます。
この風邪は、普通感冒のことで、いわゆる鼻風邪です。
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【症 状】
頭痛、寒気、倦怠感、発熱、筋肉痛、関節痛、くしゃみ、鼻汁、咽喉の痛み、咳、嗄声、つばを飲み込み辛い、胸痛、嘔吐、下痢
【初診に適した科】
内科/呼吸器科/小児科

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【かぜ症候群とは】
かぜをひくと上気道のみならず下気道(気管・気管支)にも炎症が広がり咳や痰がでやすくなって、単なる鼻かぜから急性の気管支炎あるいは軽い肺炎まで、さまざまな呼吸器の感染症を引き起こすことになります。そのため、かぜは広範囲の病気を含むことから「かぜ症候群」とよばれます。これは、大きく分けて普通感冒とインフルエンザに分けられます。
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【症 状】
発熱、頭痛、鼻水、鼻詰り、咳、咽喉の痛み
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【間質性肺炎とは】
間質性肺炎とは、肺胞と肺胞の間の隔壁(間質)の結合組織に起こる炎症で、進行すると、その結合組織に線維化が起こり、間質が硬く大きくなって、肺全体の弾力性が失われ、やがて、肺線維症が引き起こされます。発生しやすい年齢は、男性、女性とも50〜60歳代です。
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【症 状】
発熱、倦怠感、咳、呼吸困難、肺性心、浮腫
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【気管支拡張症とは】
気管支拡張症とは、気管支の一部が拡張し、そこに分泌液や滲出液がたまって病原菌が繁殖しやすくなり、その結果、その場所で感染症が繰り返し起こるというもので、これには、原因がはっきりわからないもの、幼児期にできた気管支の傷跡が広がったもの、気管支に生まれつき異常があるもの、肺の疾患に合併あるいは続発するものなどいろいろあります。
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【症 状】
咳、痰、喀血、喘鳴、呼吸困難、全身の倦怠感、ばち指
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【急性気管支炎とは】
急性気管支炎とは、かぜによる上気道(咽頭、喉頭など)の炎症が気管や気管支まで及んだ急性の病気で、悪化すれば肺炎などに進行することがあります。原因としては、アデノウイルス、マイコプラスマ、インフルエンザウイルスなど、かぜを引き起こすウイルスによって上気道炎にかかった後、その弱った気道に、ウイルスや細菌(連鎖球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌)などが感染(二次感染)することで起こります。
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【症 状】
発熱、鼻汁、鼻詰り、咳、痰、、咽喉の痛み、しわがれ声、胸痛、全身の倦怠感
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【胸膜炎とは】
胸膜炎とは、胸膜に起こる炎症の総称です。この胸膜炎は、結核性胸膜炎と非結核性胸膜炎に分けることができますが、最近では結核性のものは減少し、代わりに癌性(非結核性)のものが増加しています。また、胸水が多いものを湿性胸膜炎、極少量しかないものを乾性胸膜炎とする分け方もありますが、この場合、ほとんどが湿性型となります。原因としては、感染性の肺疾患からの波及、非感染性の肺疾患からの波及、肺以外の疾患からの波及、離れた患部からの転移、その他胸膜に何らかの刺激を与えるものなどが挙げられます。
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【症 状】
発熱、咳、痰、胸痛、胸部の圧迫感、呼吸困難
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【細菌性肺炎とは】
細菌性肺炎とは、細菌を原因とした肺の急性炎症のことですが、市中型か院内型かによって原因となる細菌も異なってきます。市中型の肺炎の場合は、強力なグラム陽性球菌(ブドウ球菌など)が主体となって起こります。一方、院内型の肺炎の場合は、毒性の弱いグラム陰性桿菌(緑膿菌、大腸菌、クレブシエラ属など)によるものが大部分を占めます。
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【症 状】
悪寒、発熱、咳、痰、胸痛
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【サルコイドーシスとは】
サルコイドーシスとは、壊死をともなわない類上皮細胞肉芽腫といわれる全身性の疾患で自覚症状がなく、健康診断のときなどに胸部X線写真で発見されることが多い病気です。病変部位は、主に肺や目で、他に心臓や皮膚、リンパ節などにもあらわれます。
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【症 状】
肺門リンパ節の腫れ、肺に線状・粒状・綿花状・雲絮状・索状の陰影、視力低下、飛蚊症、結膜発赤
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【新型インフルエンザとは】
新型インフルエンザとは、日本の法律(感染症予防法第6条第7項第1号)によると「新たに人から人に伝染する能力を有することとなったウイルスを病原体とするインフルエンザであって、一般に国民が当該感染症に対する免疫を獲得していないことから、当該感染症の全国的かつ急速なまん延により国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるもの」と定義されています。感染には、飛沫感染と接触感染とがあります。
国や自治体などでは、「手洗い」や「マスクの着用」などの予防を徹底し、また、発熱や咳の症状があり、不安に感じている人は、直接医療機関で受診せず、まずは、最寄りの保健所などに設置された発熱相談センターに電話するよう、求めています。
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【症 状】
発熱、咳、鼻水、頭痛、筋肉痛、全身の倦怠感
【初診に適した科】
発熱相談センター

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【塵肺とは】
塵肺とは、長期間にわたりさまざまな物質の粉塵を吸入することで、肺の組織内に繊維増殖性変化が起こり、その結果、心肺機能が低下するという肺の病気です。原因となる粉塵には、珪酸を含む石英、珪石、水晶、アスベスト(石綿)、滑石やセメント、アルミや酸化鉄(溶接作業)、錫などの金属粉、線香の粉や綿糸などの有機物などです。
塵肺が発病するには何年も、あるいは何十年もかかるのが通例で、粉塵の吸入量が多いほど、期間が長いほど塵肺にかかる確立は高くなってきます。
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【症 状】
多くは無症状(初期)、咳、痰、胸痛、息切れ、呼吸困難
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【粟粒結核とは】
粟粒結核とは、結核菌が血液の流れによってまきちらされて起こる肺結核症で、胸部X線では、肺全体(両側全肺野)に直径1mm前後の粟粒陰影が均等に散布された状態にみえます。
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【症 状】
発熱、頭痛、咳、痰、息切れ、胸痛、全身の倦怠、衰弱
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【低酸素血症とは】
低酸素血症とは、動脈血中の酸素が不足した状態をいい、高地滞在(低酸素環境下)や、呼吸中枢障害、神経筋障害、慢性閉塞性肺疾患などによる低換気などが、その原因として挙げられます。
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【症 状】
手足の冷感、不整脈、呼吸困難、不安感、言語障害、意識障害、視力障害、肝機能障害、腎機能障害
【初診に適した科】
呼吸器科

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【特発性気胸とは】
特発性気胸とは、肺腔に空気が入り、肺が縮んでしまうという病気で、20〜30歳代に多くみられます。これは、肺の表面などに肺嚢胞があって、それが破れた場合に、あるいは肺に小さな穴が開き、そこから空気が漏れた場合に起こります。
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【症 状】
呼吸困難、顔面が青白くなる、立つことができない、胸痛
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【膿胸とは】
膿胸とは、胸膜が化膿して胸膜腔に膿汁が溜まった状態をいい、膿汁の中には肺炎菌、化膿菌、結核菌などがいます。この膿胸は、ほかの病気の経過中に発病することが多いといわれています。
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【症 状】
高熱、胸痛
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【肺アスペルギルス症とは】
肺アスペルギルス症とは、広く自然界に生息するアスペルギルス属のカビ(真菌)が原因で起こる病気で、免疫力が低下しているときに、吸い込むと発症します。これには、真菌球性アスペルギルス症、侵入性アスペルギルス症、アスペルギルス過敏症肺疾患などがあります。
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【症 状】
発熱、痰、喀血、呼吸困難
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【肺うっ血とは】
一般に、肺内の血液量が増加する場合を肺うっ血といいますが、これは、各種の心臓弁膜疾患、心筋梗塞、慢性肺疾患、肺梗塞、甲状腺中毒症、高血圧、栄養失調、貧血、妊娠などによって起こり、肺水腫に移行することもあります。
心臓は、血液を体内で循環させるポンプの役割をしていますが、その働きが不十分になると、肺に「うっ血」が生じます。
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【症 状】
息切れ、呼吸困難、咳、痰、尿量の減少、顔・手足のむくみ、吐き気、食欲不振
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【肺炎とは】
主に病原体による感染が原因で起こる肺の炎症を総称して肺炎といいます。肺炎の種類には、ウイルス性(インフルエンザ肺炎)、マイコプラスマ性、クラミジア性、細菌性(ブドウ球菌性肺炎、クレブシエラ肺炎)、真菌性、原虫・寄生虫性(ニューモシスチス・カリニ肺炎)などが挙げられます。肺炎は、かぜとしてみすごしてしまうようなごく軽いものから、48時間以内に治療しなければ死に至るものまであります。特に高齢者の肺炎は注意が必要で、癌・心臓病・脳卒中の三大成人病に次ぐ高い死亡率を占めています。
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【症 状】
発熱、悪寒、咳、痰、胸痛、発疹、筋肉痛、関節痛、耳痛、チアノーゼ、食欲不振、全身倦怠、意識障害、脱水症状、呼吸困難
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【肺化膿症とは】
肺化膿症とは、病原菌の感染によって、肺の組織が壊死または空洞化し、さらに肺の破壊が進んで膿瘍ができた状態のもので、肺に原因となる病気がないものを原発性肺化膿症、肺に病気があって起こるものを続発性肺化膿症といいます。原因となる菌には、ブドウ球菌、大腸菌、バクテロイデス属(嫌気性グラム陰性桿菌)などが挙げられます。また、前述の菌の何種類かが混合して、起こる場合もあります。
膿瘍とは、組織が融解し、中に膿がたまって腫瘤(はれもの・こぶ)状になった状態。細菌などの感染で生じ、多くは皮膚、肺、腎臓、肝臓、脳などでみられます。
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【症 状】
悪寒、発熱、咳、痰、胸痛、体重減少、呼吸困難、チアノーゼ、喀血
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【肺気腫とは】
肺気腫とは、慢性気管支炎とともに慢性閉塞性肺疾患を代表する病気で、息切れ、呼吸困難が主な症状です。50歳以上の男性がかかりやすいといわれています。原因としては、喫煙、呼吸器感染症、性、加齢、大気汚染など、多くの因子が集まって起こると考えられます。また、遺伝的な素因も考えられています。
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【症 状】
動悸、息切れ、呼吸困難、咳、痰、口をすぼめて呼吸
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【肺結核とは】
肺結核とは、結核菌の吸入によって肺に起こる感染症で、感染の多くは肺結核患者からの飛沫感染によるものです。ただ、結核菌のもつ毒性はもともとあまり強くなく、菌が肺に定着し感染巣(コロニー)をつくるまでには時間がかかります。また、感染巣をつくっても、その部分が石灰化しておちついてしまうことが多いため、必ず発病するとはかぎりません。現在は、よい治療薬が開発され、結核による患者数や死亡者数は減少しています。
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【症 状】
寒気、倦怠感、食欲不振、痩せ、不眠、寝汗、肩こり、発熱、咳、血痰、胸痛、寝汗、息切れ
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【肺血栓塞栓症とは】
肺血栓塞栓症とは、多くは下肢の静脈にある血のかたまり(血栓)が剥がれ、その血栓が肺動脈に流れ込んで血流障害を起こしてしまうというもので、自覚症状のないものから、きわめて危険な状態に陥るものまであります。この肺血栓塞栓症にかかりやすい要因としては、高齢、肥満、長期の臥床などが挙げられます。
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【症 状】
無症状、胸痛、発熱、咳、喘鳴、血痰、呼吸困難、頻脈、不整脈、冷や汗、チアノーゼ
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【肺梗塞症とは】
肺の血管が、血のかたまりや脂肪、空気などで詰まると、血流障害を起こします。これが肺血栓塞栓症、単に肺塞栓症といわれるものですが、この詰まった状態から、さらに進むと、肺組織に出血壊死が起こります。これが肺梗塞症です。これにかかりやすい要因としては、肥満、高齢、長期の臥床などが挙げられます。
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【症 状】
息切れ、咳、血痰、胸痛、呼吸困難
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【肺水腫とは】
肺水腫とは、血管から過度ににじみ出た漿液により、肺の組織、特に肺胞内にその液がたまった状態をいいます。これは、さまざまな基礎疾患を原因として生じるものですが、最も多くみられるのは心臓疾患からの発病です。
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【症 状】
脈拍の上昇・乱れ、血圧の上昇、胸部の圧迫感、呼吸困難、不安感、咳、痰、喀血、皮膚の冷感・蒼白、チアノーゼ、心臓・心筋の病気
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【肺腺維症とは】
肺の疾患が進行し、肺に線維組織が異常増殖すると、肺全体が縮んで硬くなり、収縮に困難が生じて、ガス交換機能が大きく低下します。これが肺繊維症で、現在のところ効果的な治療法はありません。原因となる疾患には、原因不明の突発性間質性肺炎、塵肺、過敏性肺炎、薬剤性肺臓炎、放射線肺臓炎、感染性肺疾患、肺の循環障害、膠原病、サルコイドーシス、肺胞たんぱく症、肺胞微石症などがあります。中年以降に発症するケースが、比較的多いといわれています。
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【症 状】
動悸、息切れ、呼吸困難、咳、痰、発熱、倦怠感、むくみ、胸痛、チアノーゼ
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【肺塞栓とは】
肺塞栓とは、肺動脈が詰まって肺組織が壊死した状態をいい、これは、主に足の深いところにある静脈や腹部骨盤内の静脈などでできた血栓が、血流にのって肺動脈に運ばれて起こります。特に足の静脈にできる血栓が要因となることが多く、足の骨折や怪我、火傷、手術などの外傷がきっかけとなってあらわれます。高齢者に多くみられます。
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【症 状】
疲労感、脱力感、呼吸困難、胸痛、不安感、咳、血痰、喘鳴、冷や汗、ショック症状、チアノーゼ
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【びまん性汎細気管支炎とは】
びまん性汎細気管支炎とは、細気管支の慢性の炎症で、両肺にびまん性にあらわれて、強い呼吸障害を引き起こすというものです。欧米人には少なく、東アジア(日本人、韓国人、中国人など)に多くみられます。原因は不明ですが、喫煙、大気汚染、体質的な気道の脆弱性などが関係しているといわれています。
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【症 状】
息切れ、咳、痰、膿性鼻汁
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【慢性気管支炎とは】
慢性気管支炎とは、気管支の慢性的な炎症で、主な症状は咳と痰です。40歳以上の人、特に高齢者がかかりやすく、また男性に多くみられます。症状が進むと、呼吸不全をともなうこともあります。また慢性気管支炎では、蓄膿症(副鼻腔炎)や扁桃炎、胸膜炎などとの合併もみられることがあります。原因としては、禁煙、有害物質、大気汚染、気候、感染、加齢、性などが考えられます。
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【症 状】
発熱、咳、痰、息切れ、チアノーゼ、むくみ
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【薬剤性肺臓炎とは】
薬剤性肺臓炎とは、抗癌薬や抗生物質、血圧降下薬などの薬剤によって起こる肺の間質の炎症です。特に高齢者は、抗癌薬によって、この薬剤性肺臓炎にかかりやすくなります。
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【症 状】
発熱、咳、呼吸困難、悪寒、全身の倦怠感、発疹
【初診に適した科】
内科/呼吸器科

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【肺癌とは】
肺癌とは、肺、気管支などに発生する癌で、喫煙や受動喫煙、大気汚染、放射線、遺伝、ウイルス、職業性の発癌物質(アスベストや鉛、クロムなど)などが原因として考えられています。
受動喫煙とは、喫煙者の周りにいる人が自分の意思とは無関係に、たばこの煙を吸入すること。これは、非喫煙者が肺癌にかかる原因の多くを占めるといわれています。
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【症 状】
多くは無症状(初期)、咳、痰、血痰、胸痛、呼吸困難、背中の痛み、発熱、倦怠感、食欲不振、喘鳴、喘息に似た発作、胸水、心悸亢進、(ほかに、貧血、頭痛、息切れ、声がれ、背中の・麻痺、疲労感、体重減少、神経症状)
【初診に適した科】
内科/呼吸器科/成人病センター

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