|
|
|
|
|
|
|
・ |
粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう) |
|
|
粃糠性脱毛症とは、頭部全体が細かなふけで覆われ、雑菌などが繁殖して頭皮(毛根)が炎症を起こし、その結果、脱毛するというもので、かゆみが強く、思春期以後の男性にみられる脱毛症です。
|
|
|
|
|
|
|
※ |
ふけは、表皮の最表層である角質層がはがれてできたもの。 |
|
|
|
|
|
|
|
※ |
粃糠性脱毛症は、ふけ症に併発する脱毛症とも考えられます。 |
|
|
|
|
|
|
頭髪および頭皮を清潔にし、ふけがたまらないように、洗髪をきちんとすることが大切です。 |
|
|
|
|
|
|
|
・ |
乳児の脱毛症(にゅうじのだつもうしょう) |
|
|
生後一ヶ月前後から、後頭部に脱毛がみられることがあります。
これは枕で擦れた脱毛(乳児後頭部脱毛症)で、いずれしぜんに回復します。 |
|
|
|
|
|
|
|
・ |
新生児の脱毛症(しんせいじのだつもうしょう) |
|
|
頭全体にわたって脱毛することがありますが、これは、新しい毛に生えかわるための脱毛です。
特に、からだに異常はなく起こることがあります。 |
|
|
|
|
|
|
|
・ |
休止期脱毛状態(きゅうしだつもうじょうたい) |
|
|
これは、成長期の毛が、何らかの原因で一時的に休止期に移行したために起こる脱毛で、高熱をともなう病気が続いたときや、難産や手術時のショック、分娩後などでみられる場合があります。 |
|
|
|
|
|
|
|
・ |
薬物による脱毛症(やくぶつによるだつもうしょう) |
|
|
抗癌剤(悪性腫瘍の化学療法に用いる薬)など、病気の治療で用いられる薬物により脱毛することがあります。
抗癌剤以外にも、パセドウ病など甲状腺疾患に使用される抗甲状腺薬や、血栓塞栓症の予防/治療に対して用いられる抗凝固薬、また、ビタミンAの過剰摂取などでも脱毛が起こることがあります。
|
|
|
|
|
|
|
|
・ |
外傷性脱毛症(がいしょうせいだつもうしょう) |
|
|
外傷や外科的な手術によって、毛根や毛幹が損傷され、脱毛することがあります。
これが外傷性脱毛症で、なかには毛が再生しなくなることもあります。 |
|
|
|
|
|
|
|
・ |
先天性脱毛症(せんてんせいだつもうしょう) |
|
|
先天性脱毛症には、先天性無毛症、先天性乏毛症などが含まれます。
先天性無毛症/乏毛症は、生まれたときは正常でも、徐々に脱毛が進み、やがて毛が抜け落ちてしまうか、あるいは細い毛がまばらになってしまう脱毛症のことです。
つまり、思春期(子供から大人のからだに変化する時期)を迎えても、毛がまったく生えてこなくなるか、あるいはごく少ない場合をいいます。 |