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この「呼吸器の病気ナビ」では、呼吸器の病気についての概要・原因・症状などを、できるだけわかりやすく
記載しています。 呼吸器の病気にはどんなものがあるのか、また、その原因や症状はどのようなものなのか、
初診に適した科はどこかなど、少しでも早く情報をつかんでいただき、みなさまご自身の健康管理・健康維持に、
この「呼吸器の病気ナビ」をお役立て頂ければ幸いと存じます。 なお、呼吸器の病気としては、かぜ邪症候群、
気管支炎、肺炎、肺化膿症、過敏性肺炎、気管支拡張症などを中心に掲載しております。
肺結核(はいけっかく)とは?・・・「呼吸器の病気ナビ」
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肺結核とは?
【肺結核】
肺結核とは、結核菌が原因の感染症で、この肺結核は、過去の病気と
思われがちですが、現在でも、新しい患者が毎年登録されています。
特に、子供のころ、結核菌が多い時代に育った40歳代以上の人は、肺結核が
発病しないまでも、ほとんどの人が結核に感染しているといわれています。
ただ、結核菌のもつ毒性はあまり強くないため、結核菌が肺に定着し
感染巣(コロニー)を作るまでには、かなりの年月がかかるのと、感染巣を作っても
その部分が石灰化して、多くは発病しません。
しかし、加齢や、糖尿病・肝臓病・腎臓病などの病気をかかえていると、
体力の低下や薬剤の影響、精神的なストレスによって、閉じ込められていた
結核菌が再び増殖を始め、新しい感染巣を作って発病することも考えられます。
※ 結核菌は、1882年、細菌学者コッホによって発見されました。
※ 日本では、明治初期まで、肺結核のことを労咳(ろうがい)とよんでいました。
【原 因】
肺結核発症の原因は、ほとんどの場合、肺結核患者の咳やくしゃみ、会話など
からの飛沫感染(空気感染)によるものです。
飛沫感染による結核菌の感染後は、2〜8週間で結核菌に対する免疫が
からだにできるので、多くの場合、感染巣は石灰化して、初感染は終息に向かい
ますが、からだの抵抗力が低下している場合は、感染した菌の量にもよりますが、
発病(初感染結核症、一次結核症、小児結核、初期結核症など)することが
あります。
また、初感染が一旦終息に向かっても、数十年後に、過労や栄養不良、加齢、
妊娠などによる体力の衰え、また、糖尿病などの代謝性の病気やステロイド薬、
抗癌薬による免疫力の低下などがあると、慢性結核症(二次結核症、成人型結核
など)として再発します。
【症 状】
肺結核では、特に初期の段階では、ほとんど自覚症状はないといわれています。
自覚症状があるとしても、少し食欲がない、からだがだるくて疲れやすい、
少し痩せてきた、眠れない、寝汗をかきやすい、肩がこる、少し寒けがする、
微熱がある、息切れがするなど、ふつうの風邪症状などでみられる程度ですが、
しかし、上記のような症状が3週間以上続くようであれば、肺結核が疑われます。
そして、肺結核が進行してくると、肺結核の五大呼吸症状といわれる咳、痰、
胸痛(胸膜に病変がおよんだ場合)、血痰(喀血)、発熱がみられるようになります。
老人結核の場合は、若い人よりも症状のあらわれ方が遅いという特徴があります
が、息切れなどの呼吸困難の症状は、強くあらわれてきます。
【初診に適した科】
内科/呼吸器科
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