心筋疾患とは |
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冠状動脈硬化症や弁膜症がないのに、心臓が肥大したり、心不全に陥ったりする病気を心筋疾患といいます。
これには、特発性心筋症と続発性心筋症とがあります。
このうち、特発性心筋症は、原因が特定できないのに、心臓の肥大や心不全を
引き起こすというもので、心臓の壁が厚くなる肥大型と心臓の内側の空間が広がる拡張型とがあります。
一方、続発性心筋疾患は、ヘモクロマトージスなどが心臓におよんで心筋が変化(形態の異変)するというものです。
【症 状】
・肥大型 ---
胸痛、不整脈があらわれます。
・拡張型 ---
不整脈、心不全の症状があらわれます。 ・続発性心筋症 −−−
心臓が大きくなり、動悸、息切れ、むくみ、胸痛などがあらわれます。
※ ヘモクロマトージスとは、鉄の異常沈着を起こす疾患で、糖尿病を引き起こす
ことがあります。 ※ 特発性心筋症のうち、日本人に多いのは、肥大型心筋症です。
※ 続発性心筋症の原因となる病気には、次のようなものがあります。
細菌・ウイルス・真菌(カビ)などによる感染症、甲状腺疾患、副腎不全、
褐色細胞腫、先端巨大症、アミロイドーシス、ビタミン欠乏症、貧血、膠原病、
神経疾患、筋疾患、飲酒、薬物中毒、放射線障害などがあります。 |
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