脂肪肝

脂肪肝について

　病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があってもそれを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度わかると、対応も早くなります。「早期発見！、早期治療！」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。

脂肪肝（しぼうかん）

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脂肪肝

初診に適した科【内科／消化器内科】

【症　状】

無症状、腹部膨満感、食欲不振、吐き気、全身の倦怠感、疲れやすい

【脂肪肝とは】

脂肪肝とは、肝臓の肝細胞の中に中性脂肪が異常に溜まり、肝臓が腫れて肥大した状態をいいます。
原因としては、長期に渡たっての飲酒や栄養過多、運動不足、また糖尿病、薬剤や毒物による中毒などが挙げられます。
４０歳代から５０歳代の中年太りで、内臓脂肪蓄積型の肥満の男女に多くみられます。
この脂肪肝では、はじめは自覚症状がほとんどありませが、症状があるとすれば、腹部膨満感、食欲不振、吐き気、全身の倦怠感、疲れやすいなどがあらわれます。
進行すると、アルコール性肝炎や肝硬変が引き起こされます。

	※	健康な人の肝臓には、中性脂肪が３～５％含まれていますが、この中性脂肪が５％以上の場合を脂肪肝といいます。
	※	血液検査では、中性脂肪やコレステロール、尿酸、γ-ＧＴＰが高く、ＧＯＴも上昇することがあります。
	※	γ-ＧＴＰとは、ガンマ-グルタミール・トランスペプチターゼという酵素の略で、肝臓や胆道の疾患があると、異常にその値が高くなります。
	※	腹部膨満感とは、腹部が全体的にあるいは部分的に張った感じがすること。

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肝臓の病気

【索　引】

あるこーるせいかんしょうがいアルコール性肝障害	ういるすせいかんえんウイルス性肝炎	えーがたきゅうせいかんえんＡ型急性肝炎
かんこうへん肝硬変	かんのうよう肝膿瘍	かんふぜん肝不全
きゅうせいかんえん急性肝炎	しぼうかん脂肪肝	まんせいかんえん慢性肝炎
やくざいせいかんしょうがい薬剤性肝障害	おうだん黄　疸	かんぞうがん肝臓癌

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