赤血球増多症(多血症)

赤血球増多症(多血症)について

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 病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があってもそれを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度わかると、対応も早くなります。「早期発見!、早期治療!」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。


赤血球増多症(多血症) (せっけっきゅうぞうたしょう(たけっしょう))


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赤血球増多症(多血症)

初診に適した科【内科】
【症 状】
赤ら顔、結膜の充血、皮膚のかゆみ、頭痛、めまい、耳鳴り、倦怠感、脾臓の腫れ、(ほかに、息切れ、不眠、倦怠感、血圧・肺動脈の圧の上昇)

【赤血球増多症(多血症)とは】
赤血球増多症とは、多血症ともいわれるもので、赤血球数、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値が正常値を超えて増加した状態をいい、骨髄の造血細胞が増殖して起こる真性赤血球増多症と、呼吸中枢障害や酸素運搬障害など造血調整ホルモンであるエリスロポエチンの分泌を増加させる原因となる疾患によって起こる二次性赤血球増多症とがあります。
患者は50〜60歳代の男性に多く、特にヘビースモーカーに起こりやすいといわれています。
症状としては、赤ら顔(唇・鼻・頬・耳が赤紫色)、結膜の充血、皮膚のかゆみ、頭痛、めまい、耳鳴り、倦怠感、脾臓の腫れなどがあらわれます。
また、痛風が起こりやすくなり、さらに脳血栓や心筋梗塞、脳出血、消化管出血などの合併症もみられます。

赤血球とは、血液の有形成分の一つで、骨髄でつくられます。
その平均寿命は約120日で、たえず更新されます。
形は両面中央がややへこんだ円盤状で無核。
含有するヘモグロビンにより赤色を呈し、主に酸素を身体中の組織に運搬する役目を担います。
ヘモグロビンは、赤血球に含まれる鉄を含む色素(ヘム)とタンパク質(グロビン)とからなる複合タンパク質で、酸素と可逆的に結合する能力があり、血中での酸素運搬の役目を果たします。
酸素と結合すると鮮紅色、酸素を離すと暗赤色になります。
ヘマトクリット値は、血液中に占める血球の容積の割合を示す数値。
ふつう、赤血球容積で表します。
赤血球数、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値が正常値より高い状態を赤血球増多症、逆に低い場合を貧血といいます。
赤血球数やヘモグロビン濃度が増加しても、火傷や脱水のように循環血漿量が減少している場合、あるいは、ストレスなどが原因でヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値が上昇しても循環赤血球量(体内を巡っている赤血球の量)が増えないと赤血球増多症ではありません。







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