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尿をつくる腎臓の糸球体組織の機能(糸球体濾過値)が、60%以下まで低下した状態が腎不全で、このような状態では、たんぱく代謝物の処理がうまく行われず、尿素、尿酸、クレアチニンが血液中に増加してきます。
そして、10%未満まで進行すれば、透析治療が必要な「末期腎不全」の状態となります。 |
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急性腎不全は、数日のうちに急激な発症をみせるのに対し、慢性腎不全では数ヶ月から数年という長い時間をかけて、ゆっくりと症状があらわれてきます。 |
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もともと腎機能は、大きな予備力をもっているため、症状があらわれるころにはかなり悪くなっているものです。 |
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排泄機能障害は、老廃物、不要物を尿中に排泄する機能が障害されるためにあらわれる病状で、浮腫、高カリウム血症、アシドーシス(酸性血症)、高尿素窒素血症、高クレアチニン血症、高リン酸血症、高尿酸血症、尿毒症毒素などが挙げられます。 |
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代謝機能障害が起こると、ビタミンDが欠乏し、くる病をはじめ骨軟化症、線維性骨炎などの骨合併症が発生します。 |