ベーチェット病

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 病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があっても
それを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度
わかると、対応も早くなります。「早期発見!、早期治療!」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気
にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも
皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。

ベーチェット病 (べーちぇっとびょう)

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ベーチェット病

初診に適した科 【内科】
【症 状】
発熱、口腔粘膜・外陰部の潰瘍・痛み、紅斑、皮下の炎症、羞明感、霧視、飛蚊症、眼痛、充血、視力低下、副睾丸炎、関節痛、腹痛、下痢、便秘、血痰、喀血、胸痛、運動麻痺、性格変化、頭痛、嚥下困難、脳神経麻痺、血栓、動脈瘤、たんぱく尿、糸球体腎炎、膀胱粘膜に発赤・びらん

【ベーチェット病とは】
ベーチェット病とは、口腔粘膜のアフタ性潰瘍、結節性紅斑などの皮膚症状、眼のぶどう膜炎、外陰部潰瘍の四つを主症状とする全身的な炎症性の疾患で、多くは20〜40歳代にみられます。

地域的な分布でみると、中東、地中海沿岸からシルクロードに沿った帯状の地域に偏っており、日本では、南日本よりも、北海道、東北、北陸など北日本で多くみられます。

症状としては、次のような、四つ(@〜C)の特徴的な主症状と、関節症状や消化器症状、神経系の症状、血管系の症状などの副症状(D〜J)があらわれます。
@ 口腔粘膜のアフタ性潰瘍 −−− 
  口腔粘膜にできる、さわると痛みのある、円形または楕円形をした赤く中が黄
  白色の腫れもの(粘膜潰瘍)。数日で消えますが、なんども再発します。
  多くは、この潰瘍が最初の症状としてあらわれます。
A 皮膚症状 −−− 
  皮下にしこりのある紅斑(結節性紅斑)、皮下の静脈に血栓をともなう炎症(血
  栓性静脈炎)などが起こり、これらは数日で消えますが、なんども再発します。
  ほかに、毛穴ににきびのようなできものができる毛嚢炎や、採血したあと、針を
  さした部位の中央に白い膿をもつ発赤(針反応)などもみられます。
B 眼のぶどう膜炎 −−− 
  ぶどう膜(虹彩、毛様体、脈絡膜)の一部あるいは全てに起こる炎症。
  光がまぶしく感じられる(羞明感)、かすみがかかったようにみえる(霧視)、虫
  が飛んでいるようにみえる(飛蚊症)、眼痛、充血、視力低下などの症状があら
  われます。
  なお、炎症が繰り返され、組織の障害が進行すると、白内障や緑内障、網膜
  剥離を起こして失明にいたるケースもあります。
C 潰瘍 −−− 
  外陰部にできる潰瘍で、アフタ性潰瘍に似た痛みがあります。
  男性では、陰嚢、陰茎、亀頭、女性では、大小陰唇、膣壁にできます。
D 副睾丸炎 −−− 
  精子の貯蔵場所にあたる副睾丸に起こる炎症。
  腫れや痛みなどの症状があらわれます。
E 関節症状 −−− 
  手や指、肘、膝、足などの関節に痛みがあらわれます。
F 消化器症状 −−− 
  腹痛や下痢、便秘などがみられます。
G 呼吸器症状 −−− 
  肺の病変による血痰や喀血、発熱、胸痛などが起こります。
H 神経系の症状 −−− 
  発病後数年経ってから、中枢性の運動麻痺や性格変化などの精神症状があ
  らわれてきます。
  また、頭痛、嚥下困難、脳神経麻痺なども起こることがあります。
I 血管系の症状 −−− 
  大動脈や大静脈、それらから枝分かれした比較的太い血管に、血栓や動脈瘤
  ができ、血管が破壊されたり、いろいろな臓器に障害が起きたりします。
J 泌尿器系の症状 −−− 
  たんぱく尿、糸球体腎炎が起きたり、膀胱粘膜に発赤(皮膚が赤くなること)や
  びらん(ただれ)があらわれたりします。

※ ベーチェット病は、1937年にトルコの医師フルス・ベーチェット(Hulusi Behcet)
  によって提唱された疾患。
※ ベーチェット病は、炎症症状が繰り返し起こり、長期間持続します。

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