アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症について

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 病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があってもそれを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度わかると、対応も早くなります。「早期発見!、早期治療!」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。


アルツハイマー型認知症 (あるつはいまーがたにんちしょう)


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アルツハイマー型認知症

初診に適した科【神経内科/精神科】
【症 状】
記憶障害、頭痛、めまい、見当識障害、歩行障害、道徳観・清潔感の欠如、妄想、幻覚、てんかん発作

【アルツハイマー型認知症とは】
アルツハイマー型認知症とは、認知症をきたす疾患の中では一番多くみられるもので、原因は不明ですが、大脳の萎縮や脳室の拡大、神経伝達物質の変化(異常)、神経細胞の変性(萎縮)/脱落、また、神経原線維変化や大脳皮質に老人斑がみられるようになります。
そして、物忘れ・記憶の混乱などの記憶障害(特に最近の出来事について)、頭痛/めまいなどの心気症状、失語/失行/失認などの見当識障害、歩行障害、さらに、道徳観・清潔感の欠如や、妄想や幻覚をみるようになります。
症状がかなり進むと、寝たきりになって、末期には、てんかん発作を起こします。

アルツハイマー型認知症は、1907年にドイツの精神医学者「アルツハイマー」が、進行性の認知障害を特徴とする51歳の女性患者の例を報告したことからこの名が付けられました。
認知症は、「脳や身体の疾患を原因として、記憶・判断力などの障害がおこり、普通の社会生活がおくれなくなった状態」と定義されています。
アルツハイマー型認知症では、脳全体(特に前頭葉や側頭葉、頭頂葉)が萎縮して小さくなっていきます。
神経伝達物質とは、神経細胞から出される信号(情報)を伝達する化学物質のことで、アセチルコリン、カテコールアミン、セロトニンなどが知られています。
神経原線維変化(過剰リン酸化タウタンパク質の凝集体)は、老化にともなって脳の嗅内野(感覚神経から記憶の中枢である海馬へ情報を橋渡しする領域)に形成されます。
アルツハイマー病では、この神経原線維変化が、海馬や大脳新皮質にまで拡大することが知られています。
老人斑とは、アミロイドとよばれる色素たんぱくが脳に沈着したもの(シミのようなもの)。
失語とは、聴覚や発声機能に障害がないのに言語理解や発語が困難になる症状。
失行とは、運動麻痺や精神障害などがないのに、単純な動作や目的をもった行為ができなくなる状態。
失認とは、本来認識すべき対象に対して正常な認知することができない状態。
見当識障害とは、時間や場所、周囲の人/状況などについて、正しく認識できるはずの能力が失われた状態。





  


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