慢性腎不全

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 病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があっても
それを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度
わかると、対応も早くなります。「早期発見!、早期治療!」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気
にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも
皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。

慢性腎不全 (まんせいじんふぜん)

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慢性腎不全

初診に適した科 【内科/泌尿器科】
【症 状】
無症状(第一期)、貧血、夜間の多尿、排泄機能障害、代謝機能障害

【慢性腎不全とは】
慢性腎不全とは、腎障害が重くなり腎機能が正常時の半分以下に下がった状態をいいます。

治癒の可能性が比較的高い急性腎不全と違い、慢性腎不全の大半は、不可逆
(もとに戻れないこと)状態に陥ります。

慢性腎不全の原因となる疾患には、慢性糸球体腎炎、糖尿病、腎硬化症、嚢胞腎、慢性腎盂腎炎、ネフローゼ症候群、尿路疾患、悪性高血圧、全身性エリテマトーデス、急性進行性糸球体腎炎、通風、妊娠中毒症、アミロイドーシス、腎結核、骨髄腫などが挙げられます。

この慢性腎不全は、腎機能の障害の程度によって四期に分けられますが、各病期の特徴的な症状は次のようになります。
第一期 −−− (腎予備力減少期)
 特に症状はみられませんが、50%程度の腎機能が損なわれています。
 但し、血液検査ではまだ異常があらわれていません。
 クレアチニンクリアランスでは「50〜80ml/分」を示します。
第二期 −−− (代償性腎不全期/腎機能障害期)
 軽い貧血、夜間の多尿など、少しずつ症状があらわれてきます。また、血液検査
 では血中尿素窒素が高くなります。
 腎機能は、正常時の30〜50%程度に低下します。
 クレアチニンクリアランスでは「20〜50ml/分」を示します。
第三期 −−− (非代償性腎不全期)
 貧血、乏尿、アシドーシス、高カリウム血症、高窒素血症などがみられます。
 腎機能は、正常時の30%以下に落ちます。
 クレアチニンクリアランスでは「10〜20ml/分」を示します。
第四期 −−− (尿毒症期)
 尿毒症の症状があらわれてきます。
 腎機能は、正常時の10%以下になります。
 クレアチニンクリアランスでは「5〜10ml/分」を示します。

※ 尿をつくる腎臓の糸球体組織の機能(糸球体濾過値)が、60%以下まで低下
  した状態が腎不全で、このような状態では、たんぱく代謝物の処理がうまく行
  われず、尿素、尿酸、クレアチニンが血液中に増加してきます。そして、10%
  未満まで進行すれば、透析治療が必要な「末期腎不全」の状態となります。
※ 急性腎不全は、数日のうちに急激な発症をみせるのに対し、慢性腎不全では
  数ヶ月から数年という長い時間をかけて、ゆっくりと症状があらわれてきます。
※ もともと腎機能は、大きな予備力をもっているため、症状があらわれるころには
  かなり悪くなっているものです。
※ 排泄機能障害は、老廃物、不要物を尿中に排泄する機能が障害されるために
  あらわれる病状で、浮腫、高カリウム血症、アシドーシス(酸性血症)、高尿素
  窒素血症、高クレアチニン血症、高リン酸血症、高尿酸血症、尿毒症毒素など
  が挙げられます。
※ 代謝機能障害が起こると、ビタミンDが欠乏し、くる病をはじめ骨軟化症、線維
  性骨炎などの骨合併症が発生します。

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