胸部外傷・損傷

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 病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があっても
それを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度
わかると、対応も早くなります。「早期発見!、早期治療!」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気
にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも
皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。

胸部外傷・損傷 (きょうぶがいしょう・そんしょう)

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胸部外傷・損傷

初診に適した科 【外科】
【症 状】
擦り傷、打撲、挫傷、出血、骨折、胸痛、血胸、気胸、呼吸困難

【胸部外傷・損傷とは】
胸部外傷・損傷には、擦り傷や打撲といった軽症のものから、肺や心臓などが傷つき、致命傷になるほどの重症のものまで、さまざまなものがあります。

また、次のような二種類のタイプに分けらることができます。
@ 開放性外傷(鋭的外傷) −−− 
  刃物や銃弾などにより身体の表面に傷口があるタイプ。
A 非開放性外傷(鈍的外傷) −−− 
  交通事故や転倒などによって、皮膚に傷口はないが、骨折したり、打ったり、
  圧迫などによって肺や心臓が傷ついたタイプ。

症例として次のようなものが挙げられます。
@ 胸部の打撲 −−− 
  肋骨骨折や、肺や心臓の損傷をともなうことがあります。
  胸痛、呼吸困難などがあらわれます。
A 血気胸 −−− 
  胸部の強い打撲や、刃物などによる胸部の刺し傷などにより、血胸や気胸、
  また、二つを合併した血気胸が起こります。
  胸痛、呼吸困難、チアノーゼ、血圧低下によるショック症状などがあらわれま
  す。
B フレイルチェスト(胸壁動揺、動揺胸郭) −−− 
  隣り合う肋骨三本以上がそれぞれ二ヶ所で骨折している場合にみられるもの
  で、激痛をともない呼吸を著しく障害します。
C 心臓外傷 −−− 
  刃物や銃弾などによる傷の場合は、程度はいろいろですが、大量出血や心タ
  ンポナーデなどがみられます。
  自動車事故でハンドルに胸部を激しくぶつけるような鈍的外傷の場合は、心臓
  の壁が裂けてしまう心臓破裂や挫傷などがみられます。

※ 血胸とは、胸腔内に血液が貯留した状態。
  呼吸困難、貧血などの症状があらわれます。
※ 気胸とは、胸膜腔内に空気またはガスが貯留した状態。
  肺が収縮し、呼吸困難に陥ります。
※ フレイルチェストは、まるで中世の武器のフレイルのように肋骨が動揺するさま
  からつけられた名前です。
  呼吸運動によって起こる胸腔内圧に対し、ほかの肋骨とは独立した動きをみ
  せる肋骨骨折様式。
  これは、息を吸ったときに胸がへこみ、吐いたときに膨らむという異常な動きに
  なります。
※ 心タンポナーデとは、心臓とその外側の膜(心外膜)の間に血液がたまることで
  心臓の拍動が阻害された状態。
※ 挫傷とは、転倒や打撲の際、皮膚に傷口はないが、皮下組織や深部が傷つく
  こと。うちみ。

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