本態性高血圧症

本態性高血圧症について

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 病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があってもそれを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度わかると、対応も早くなります。「早期発見!、早期治療!」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。


本態性高血圧症 (ほんたいせいこうけつあつしょう)


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本態性高血圧症

初診に適した科【内科/循環器内科】
【症 状】
多くは無症状

【本態性高血圧症とは】
原因がはっきり分からなくて血圧(拡張期血圧)が高いものを本態性高血圧症といいます。
ただ、原因は特定できないものの、次のようなことが誘因として考えられます。
@ 遺伝や環境因子
親子代々にあらわれることが、少なくありません。
また、遺伝の影響以外に、環境因子もかかわっているといわれています。
A 塩分の過剰摂取
塩分を摂り過ぎると、健康な人では、体内で血液量が増えて余分な塩分を腎臓から出すという調節が行われますが、高血圧症の人では、その調節がうまく行われないと考えられています。
B 肥 満
肥満の人は、心拍出量が増えるため、血圧が上がると考えられています。
また、血圧を上げる血液中のノルアドレナリンという物質が肥満になると増加します。
C 飲 酒
飲酒量が増えれば増えるほど、血圧が高くなる傾向にあります。
D 運動不足
肥満につながります。
運動そのものに血圧を下げる働きがあります。
E ストレス
神経のコントロールシステムが乱れると、血圧を上げる物質のカテコールアミンが血液中に送り込まれ、常に血圧が高い状態になります。
F 性 格
交感神経が興奮すると、血管が細くなり、その結果、血圧が上がります。
G 気 温
寒いと、血管が収縮して血圧が上がります。
なお、この本態性高血圧症では、自覚症状はほとんどあられませんが、高血圧が続くと、脳卒中や心臓病、腎臓病などの合併症が引き起こされることがあります。

正常血圧は、収縮期血圧が130mmHg未満、拡張期血圧が85mmHg未満(日本高血圧学会による「高血圧治療ガイドライン」)となっています。





    


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