解離性大動脈瘤

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 病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があっても
それを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度
わかると、対応も早くなります。「早期発見!、早期治療!」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気
にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも
皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。

解離性大動脈瘤 (かいりせいだいどうみゃくりゅう)

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解離性大動脈瘤

初診に適した科 【救命救急センター/循環器科/心臓血管外科】
【症 状】
胸痛、腹部・背部・腰部の痛み、首・咽喉・下顎・歯の痛み、汗、嘔吐、しわがれ声、身体の片側の麻痺、意識喪失

【解離性大動脈瘤とは】
解離性大動脈瘤とは、大動脈の一部が異常に膨れてコブ(瘤)のようになる病気で、コブのでき方が一般にいう大動脈瘤と違い、血管壁の外膜と中膜が内膜と離れて膨らんできます。

いずれにしても、放っておくと破裂して生命の危険にかかわってきます。40歳代から70歳くらいの男性に多くみられますが、マルファン症候群や大動脈縮窄症をもつ若い人、また40歳以下の女性にも起こることがあります。この場合、多くは妊娠がきっかけで発生するといわれています。

原因としては、動脈硬化や中膜壊死が考えられます。つまり、大動脈は心臓から全身へ血液を送り出す血管で、その血管壁にはかなりの圧力がかかっています。動脈硬化や中膜壊死が起こると、血管壁に加わる強い圧力によって血管の内膜が裂け、そこから血液が入り込んで、外膜と中膜がコブのように膨らんでしまうというわけです。

症状としては、最初は胸やみぞおちが急に痛み、しだいにお腹の中央、背中の中央、腰などに移動するケースが多くみられます。また、首、咽喉、下顎、歯まで痛みを感じることもあります。さらに痛みとともに、汗、嘔吐、しわがれ声、身体の片側の麻痺、意識喪失なども起こることがあります。

※ 大動脈は、心臓から全身に血液を送っている体循環系の動脈の本幹。
※ 一般にいう大動脈瘤は、大動脈の血管壁の三層構造(外膜・中膜・内膜)すべ
  てが一緒に膨れ上がった場合をいいます。これを真性大動脈瘤とよびます。
  これに対し、中膜や外膜が内膜と離れて膨れる場合を仮性大動脈瘤とよび、
  代表的な病気が解離性大動脈瘤です。
※ 解離性大動脈瘤は、コブの生じるところにより四つのタイプに分けられます。
  @ T型 --- 上行大動脈から腹部大動脈にいたるもの。
  A U型 --- 上行大動脈だけに生じたもの。
  B V型a --- 胸部下行大動脈だけに生じたもの。
  C V型b --- 胸部下行大動脈から始まって腹部大動脈まで続いているもの。

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