月経異常には、月経周期にかかわるものがあります。
@ 希発月経 --- 月経周期は、一般的に25〜38日と考えられていますが、39日以上に
なることがあります。これは脳の下垂体の異常、甲状腺機能の異常、精神的ストレス、
糖尿病などが原因で起こります。
A 頻発月経 --- 月経周期が24日以下と短くなることがあります。
これは、卵巣の働きが悪い、卵胞が成熟して排卵に至るまでの期間が短い(卵胞期短
縮症)、あるいは、黄体の働きが不十分で子宮内膜の準備ができない(黄体機能不全
症)などによって起こります。また、思春期や更年期、甲状腺の働きの低下、子宮内膜
ポリープ、性器の炎症や腫瘍などがあると起こることもあります。
B 無月経 --- 妊娠中や出産後や閉経後以外で、月経があるべき時期に月経が起こらな
いことがあります。これは精神的なストレスやショック、環境の変化、貧血、肥満、痩せ
過ぎ、糖尿病、腎臓病などが原因となって起こります。 |