アニサキス幼虫が寄生している魚類を生食すると、激しい上腹部の痛みや悪心、嘔吐などが引き起こされます。これがアニサキス症で、日本でもみられる寄生虫症です。
※ アニサキスの成虫は、終宿主であるクジラやイルカ、オットセイなどの胃に寄生します。
そして、その虫卵は、糞便とともに海中へ排出されます。排出された虫卵は、中間宿主
であるオキアミやプランクトンによって捕食され体内で幼虫となります。サケやサバ、
アジ、イカ、タラなどの魚介類は、中間宿主を捕食し、捕食によって取り込まれた幼虫
は、そのままの状態で寄生します。これ(サケやサバ、アジ、イカ、タラなど)を生食する
と起こります。 |