|  | ・ | 外傷性脱臼 | 
                            
                              |  |  | 関節に大きな力が加わったことで、関節が通常の運動範囲の限界を超えてしまったことにより起こるもの。 
 たいていは、骨の一方が関節包を破って関節の外に出ますが、顎関節脱臼や股関節中心性脱臼では、関節包を破ることはありません。
 
 この外傷脱臼は、どの部分の関節にも起こりえますが、特に、肩関節、肘関節、顎の関節、指の骨の関節などで多くみられます。
 
 また、外傷性脱臼を起こしたあと、少しの力で脱臼を繰り返す反復性脱臼に進むことがあります。
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                              |  | ・ | 病的脱臼 | 
                            
                              |  |  | 病的脱臼は、わずかな外力あるいは外力なしでも起こります。 
 
 
                                
                                  
                                    |  | * | 麻痺脱臼 |  
                                    |  |  | 関節に働きかける筋が麻痺して起こるもの。 |  
                                    |  |  | 脳血管障害(片麻痺)による肩関節亜脱臼など。 |  
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                                    |  | * | 拡張性脱臼 |  
                                    |  |  | 関節が炎症を起こして関節内に滲出物がたまり、その結果、関節包が広がって脱臼を起こすというもので、幼児期の骨髄炎や関節炎などの炎症が原因となります。 |  
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                                    |  | * | 破壊性脱臼 |  
                                    |  |  | 骨の関節面や関節包が破壊されて起こるもの。 |  
                                    |  |  | 関節リウマチによる手指の脱臼など。 |  
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                              |  | ・ | 先天性脱臼 | 
                            
                              |  |  | 先天性脱臼のなかでは、先天性股関節脱臼が最も多くみられます。 
 この先天性脱臼では、骨頭(関節頭)とそれに対応する関節窩がはじめから離れた場所にある場合と、胎内で脱臼する場合とがあります。
 
 
 
                                
                                  
                                    |  | ※ | 関節を構成している2本の骨の端は、たいてい一方が凸で、他方が凹の形をしています。 このうち、凸になっている方を関節頭、凸を関節窩といいます。
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