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支持(からだを支える)骨は、骨格によってからだのさまざまな器官の重量を支えて、からだの姿勢を保っています。 |
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保護(脳や内臓を収納、保護する)骨は、つながったり、いくつか組み合わさったりして、衝撃に弱い器官(脳や内臓)を守っています。
例えば、脳は頭蓋骨によって守られ、肺や心臓は胸郭によって収納、保護されています。
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胸郭は、胸部の外郭をつくる籠状の骨格で、胸椎、肋骨、胸骨から構成されています。 |
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運動(からだを運動させる)骨の連結部分が、支点、力点、作用点となって、骨に固着(付着)している筋肉が伸びたり縮んだりして、からだ(からだの各部分)が動きます。 |
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造血(血液をつくる)骨の中心部にある軟らかい組織「骨髄(造血器官)」は、赤血球や白血球をつくります。
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骨髄には、血球系細胞(赤血球、白血球、リンパ球、血小板のもとになる巨核球など)に分化できる造血幹細胞が存在しています。 |
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造血は、全ての骨の骨髄で行われるわけではありません。
多くが、胸骨、肋骨、脊椎、骨盤などにある扁平骨や短骨の骨髄で行われます。
長管骨の骨髄では、生まれてしばらくの間は造血されますが、青年期以降は造血機能を失います。
造血機能が長く働く大腿骨(長管骨)でも、25歳前後でその造血機能を失うといわれています。
なお、骨髄での造血が始まるのは胎生4ヶ月頃からといわれています。 |
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貯蔵(カルシウムやリンを貯蔵する)カルシウムやリンは、からだの働きになくてはならないもので、これらは骨の中にたくわえられています。
血液中のカルシウムやリンの量が不足してくると、副甲状腺ホルモンなどの作用によって、骨にたくわえられているカルシウムやリンが血液中に放出される仕組みになっています。
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