スポーツによる骨、関節、筋肉、靱帯、腱などの障害とは?・・・

このページでは、スポーツによる骨、関節、筋肉、
靱帯、腱などの障害について解説しております。

  運動器の病気ナビ TOP > スポーツによる骨、関節、筋肉、靱帯、腱などの障害

 運動器の病気ナビでは、運動器となる骨や関節、筋肉、靱帯、腱の仕組みや働き、役割などをはじめ、運動器の病気として、骨粗鬆症のほか、変形性関節症、先天性股関節脱臼、関節リウマチなど、また、神経の圧迫や損傷で起こる坐骨神経痛や肋間神経痛、三叉神経痛のような神経痛も含めて、その概要や原因、症状など、さらに神経の仕組みや働きについてもできるだけわかりやすく解説しております。


スポーツによる骨、関節、筋肉、靱帯、腱などの障害とは?・・・
運動器の病気

(すぽーつによるほね、かんせつ、きんにく、じんたい、けんなどのしょうがい)

*****
スポンサードリンク


スポーツによる骨、関節、筋肉、
靱帯、腱などの障害とは?
スポーツによって起こる障害には、打撲、捻挫、脱臼、骨折、アキレス腱断裂などのように、一度のけがで起こる急性的なもの(スポーツ外傷)と、野球肩、野球肘、テニス肘、疲労骨折、オスグッド・シュラッター病などのように、ある動作の繰り返しで常に同じ部分に力が加わって起こるものとがあります。

アキレス腱断裂(あきれすけんだんれつ)
アキレス腱断裂は、アキレス腱に急激な緊張が加わったときに起こるもので腱の皮下断裂のなかでは最も多くみられるものです。

断裂が起こっても、完全に歩行不可能な状態にはなりませんが、つま先立ちができなくなります。

アキレス腱は、下腿三頭筋(スポーツ選手にとって大切な筋肉)の腱部分で、かかとの骨(踵骨)に付着しています。
このアキレス腱は、20歳代前半くらいから少しずつ老化が始まるといわれています。

筋肉の断裂(きんにくのだんれつ)
筋肉が完全に断裂した状態を筋断裂、筋線維の一部あるいは筋肉の膜が断裂した状態を筋損傷/筋膜断裂(肉ばなれ)といいます。

準備体操が不足しているときや筋肉が疲労しているときに起こりやすく、また、強く収縮している筋肉に外力が突然加わったり、無理な伸展があったときなどに起こります。

筋肉の断裂が起こると、その瞬間に断裂音が聞こえたり、感じたりすることがあります。

また、激しい痛みをともないます。

多くは、ももやふくらはぎの筋肉に起こります。

膝の靱帯損傷(ひざのじんたいそんしょう)
ジャンプや着地、急なスタートやストップ、ひねりなどの動作で、膝を支えている靱帯を損傷することがあります。

膝関節(しつかんせつ)は、前十字靱帯、後十字靱帯、内側側副靱帯、外側側副靱帯によって支えられています。

損傷をうけたときは、患部の痛み、関節の運動痛、腫脹(腫れ)などがみられますが、しだいに痛みや腫れはおさまります。

ただ、膝がぐらぐらするような感じは残ります。

スキー外傷(すきーがいしょう)
スキー外傷では、主に足関節の骨折、膝関節の損傷、肩関節の脱臼、手の親指の関節の骨折/捻挫/靱帯損傷などがみられます。

テニス肘(てにすひじ)
テニス肘は、上腕骨外側上顆炎ともよばれるもので、手や腕の反復動作により、手首や手指を伸展する作用のある前腕の手の甲側の筋肉に、力が繰り返し加わるため、前腕の筋肉に付着している上腕骨外側上顆部の骨膜部分(肘関節外側)に痛みが起こります。

野球肩(やきゅうかた)
野球肩は、投球動作の繰り返しによって、肩関節に痛みなどが起こるというもので、肩関節自体が骨折したり、周囲の筋肉が慢性的に痛むことがあります。

この野球肩の症状は、テニスのサーブやバレーボールのアタックなどでもみられます。

野球肘(やきゅうひじ)
野球肘は、野球の投球動作の繰り返しによって起こる肘関節の障害をいいます。

日常生活における肘の使用程度では、目立った症状はあらわれませんが、野球の投球動作の際に激しい痛みが起こります。

関節内に軟骨の遊離体(骨片)ができることもあり、この骨片が、肘を伸ばすことによって、筋肉に炎症を起こすことがあります。

疲労骨折(ひろうこっせつ)
長時間の歩行やランニング、跳躍の繰り返しなどで、同じ部位に反復して力が加わると、疲労して、組織が損傷をうけ、骨折することがあります。

このような骨折を疲労骨折といいます。

主に足の骨(中足骨)によくみられます。

一度の大きな外力が加わって起こる骨折は外傷性骨折です。

骨折した部分に腫れや痛みが起こります。

オスグッド・シュラッター病
(おすぐっど・しゅらったーびょう)
オスグッド・シュラッター病は、飛んだり、跳ねたり、ボールを蹴ったりなどを繰り返すことで、脛骨粗面あたりに炎症が生じて、腫れ、痛みが起こるというもので、10〜15歳の発育期の男子に多くみられます。

脛骨粗面は、膝蓋骨の下方の靱帯が脛骨に付着する部分。
(下腿の少し突出した部分)

脛骨粗面あたりに遊離した骨片や突出した骨がみられますが、たいていは骨の成熟とともに治ります。

サッカーやバスケットボールなどで、膝に大きな衝撃が繰り返し加わると起こります。

初診に適した科【整形外科/外科】


メニュー

運動器の基礎知識
骨の働き(役割、機能) 骨の形状 骨の構造
骨の種類 骨格の役割 関節の仕組み
関節の種類 背骨の仕組み 筋肉(骨格筋)の仕組みと働き
腰痛の予防

神経の基礎知識
神経(神経系) 神経(神経系)の仕組みと働き

運動器・神経の病気
運動器の病気 運動器/神経の病気 神経の病気

***
スポンサードリンク



【索 引】

運動器の病気
ようつうしょう
腰痛症
ぎっくりごし
ぎっくり腰
ついかんばんへるにあ
椎間板ヘルニア
ようついついかんばんへるにあ
腰椎椎間板ヘルニア
きょうついついかんばんへるにあ
胸椎椎間板ヘルニア
けいついついかんばんへるにあ
頚椎椎間板ヘルニア
せきついぶんりしょう/せきついすべりしょう
脊椎分離症/脊椎すべり症
せきちゅうそくわんしょう
脊柱側わん症(脊柱側彎症)
せきちゅうかんきょうさくしょう
脊柱管狭窄症
ごじゅうかた(けんかんせつしゅういえん)
五十肩(肩関節周囲炎)
けいけんわんしょうこうぐん
頚肩腕症候群
きょうかくでぐちしょうこうぐん
胸郭出口症候群
しゃけい
斜 頚
かのうせいかんせつえん
化膿性関節炎
かんせつりうまち
関節リウマチ
つうふう
痛 風
こつずいえん
骨髄炎
へんけいせいせきついしょう
変形性脊椎症
へんけいかんせつしょう
変形性関節症
こつそしょうしょう
骨粗鬆症
こつそしょうしょうのげんいん
骨粗鬆症の原因
こつそしょうしょうのしょうじょう
骨粗鬆症の症状
こつそしょうしょうのしんだん
骨粗鬆症の診断
こつそしょうしょうのちりょう
骨粗鬆症の治療
こつそしょうしょうのよぼう
骨粗鬆症の予防
ぎつうふう
偽痛風
くるびょう/こつなんかしょう
くる病/骨軟化症
いしょせいこつか
異所性骨化
こつけいせいふぜんしょう
骨形成不全症
だいたいこつこっとうえししょう
大腿骨骨頭壊死症
こつなんこつしゅ
骨軟骨腫
ないはんそく
内反足
へんぺいそく
扁平足
がいはんぼし
外反母趾
しゅこんかんしょうこうぐん
手根管症候群
そくこんかんしょうこうぐん
足根管症候群
けんしょうえん
腱鞘炎
がんぐりおん
ガングリオン
こっせつ
骨 折
だっきゅう
脱 臼
せんてんせいこかんせつだっきゅう
先天性股関節脱臼
ねんざ
捻 挫
てあしのゆびにせんてんいじょう
手足の指の先天異常
ざしょう(だぼくしょう)
挫傷(打撲傷)
ざそう
挫 創
つきゆび
突き指(つき指)
せきずいそんしょう
脊髄損傷
むちうちそんしょう
むち打ち損傷
スポーツによる骨、関節、筋肉、
靱帯、腱などの障害


運動器/神経の病気
ざこつしんけいつう
坐骨神経痛
ざこつしんけいつうのげんいんとしょうじょう
坐骨神経痛の原因と症状
ざこつしんけいつうのしんだん
坐骨神経痛の診断
ざこつしんけいつうのちりょう
坐骨神経痛の治療
ろっかんしんけいつう
肋間神経痛
まっしょうしんけいそんしょう
末梢神経損傷


神経の病気
さんさしんけいつう
三叉神経痛


*******
スポンサードリンク



【ご注意】
 このサイトをご利用頂くにあたって、下記をよくお読みになり、ご了承いただいた上でお役立て下さい。
@ 当サイトに掲載されている情報は、できうる限り正確なものを提供できるよう細心の注意を払っておりますが、それを保証するものではありません。
A 万一、当サイトに記載された情報の誤報、誤植、欠落などに起因して発生したいかなるトラブルも、当方はその責任を一切負いません。
B 心身に不調をおぼえる方は、すみやかに医療機関での診療をお受けになることをお勧めします。
C 当サイトの情報を利用した結果生じる損害、不都合、不利益については、当方はその責任を一切負いません。
[PR]
ジーンズ色いろ 食品の豆知識 栄養管理&食品 病気とからだナビ
暮し生活のアイディア 病気と症状いろいろナビ 病気と症状ひと口メモ 呼吸器の病気ナビ
妊娠@ガイドブック 皮膚と皮膚付属器の病気ナビ
当サイト、当サイト名、および当サイトの内容・画像等を、あたかも自分のサイトであるかのように利用・使用するのはおやめ下さい。もちろん、内容・画像等の複製(コピーなど)もご遠慮願います。当サイトのご利用には、人間としてのモラルをもってお願い致します。このサイト「運動器の病気ナビ」の全ページの著作権は、すべてこのサイトの管理者にあります。
Copyright (C) 運動器の病気ナビ All Rights Reserved