帯下

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 病気にかかってはじめて、「あー、あの時に気をつけていればよかった!」なんてことを、事あるごとに思ったりしますが、そんなことに
ならないようにするためには、からだの仕組みや働きなどの知識を豊かにして、病気の成り立ちをよく理解することがまず肝要なことでは
ないでしょうか。この「病気とからだナビ」では、からだのことを少しでも知っておくと同時に、病気にはどんなものがあるのか、その症状は
どのようなものなのかを知識として利用できるように整理しています。病気にならないようにすることが一番、そして仮に病気にかかったとしても、すばやい対応ができるように、日ごろから病気とからだについて、頭の中で整理しておくことが重要だろうと思います。

帯下(たいげ)

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帯下とは
 帯下とは、女性の性器(卵管、子宮体部、子宮頸管、膣など)から出る分泌物
(血液以外)で、ふつう、不快感を起こす程度に、分泌物が増量して膣外へ排泄
されたものをいいます。

この帯下には、生理的なものと病的なものとがあります。病的なものでは、白色や黄色、茶褐色、あるいは膿状の帯下になる場合があります。

・生理的な帯下 ---
 健康な人の帯下の色は、白色あるいは淡黄色で糊状です。通常は、膣の内側を
 潤す程度か少しだけ外陰に流れ出る程度ですが、排卵期では頸管粘液が増え
 るため帯下は増量します。
 また色も無色透明になり、粘り気もわずかな粘りとなります。
・病的な帯下 ---
 性器の炎症やびらん、がん、異物の残留などがあると、帯下の量が異常に増え
 たり、色が濃い黄色あるいは茶褐色になったり、膿状のものが混じっていたり、
 悪臭を放ったりするようになります。
・白色の帯下 ---
 白色だと正常な色ですが、排卵期以外の期間に外陰に流れ出る量が多ければ
 異常と考えられます。
 考えられる病気としては、膣部びらん、頸管炎、頸管ポリープ、カンジダ膣炎、
 トリコモナス膣炎、非特異性膣炎などが挙げられます。
・黄色の帯下 ---
 考えられる病気としては、膣部びらん、頸管ポリープ、老人性膣炎、トリコモナス
 膣炎、非特異性膣炎、膣がん、子宮がんなどが挙げられます。
・茶褐色の帯下 ---
 考えられる病気としては、老人性膣炎、トリコモナス膣炎、膣がん、子宮肉腫、
 子宮がん、卵管がん、頸管ポリープなどが挙げられます。
・膿状の帯下 ---
 考えられる病気としては、卵管炎、急性の子宮内膜炎、子宮がん、子宮肉腫、
 膣がん、急性の淋病、トリコモナス膣炎などが挙げられます。

※ ふつう女性の性器の内面の粘膜は、常に帯下で潤されています。

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