先天性心疾患

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 病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があっても
それを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度
わかると、対応も早くなります。「早期発見!、早期治療!」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気
にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも
皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。

先天性心疾患 (せんてんせいしんしっかん)

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先天性心疾患

初診に適した科 【小児科/循環器科】
【症 状】
多くは無症状(軽症の場合)、チアノーゼ、不整脈、心不全

【先天性心疾患とは】
先天性心疾患とは、生まれつき心臓あるいは心臓のまわりの血管などに何らかの病気がある状態をいい、乳幼児の心臓病患者の大部分が該当します。
(胎児期に起こる病気)。

原因としては、遺伝子の異常、風疹などのウイルス感染症、X線検査、薬物治療、アルコールの摂取、麻薬の使用などが考えられますので、妊娠二ヶ月ごろまでは、特に注意が必要です。ただ、原因のよくわからない場合も多々あります。

この先天性心疾患の種類には、全身に送られるはずの動脈血が、余分な血管や心臓の中隔欠損(心臓の壁に穴がある)のために横流れしてしまうタイプ(左右シャント型)、肺で酸素を受け取る前の二酸化炭素の多い動脈血が、肺を素通りして身体に送り出されてしまうタイプ(チアノーゼ型)、弁の部分が狭い(狭窄)ために、弁膜症の一種となるタイプがあります。

症状としては、軽い場合は、一生無症状で過ごすこともありますが、重症になると、チアノーゼや、不整脈、心不全などがあらわれます。

※ シャントとは、血液が本来通るべき血管ではなく別のルートを流れる状態。
  つまり、血液は、心臓から動脈、毛細血管、静脈、そして、心臓に戻ってきます
  が、この流れのどこかで近道ができてしまった状態というわけです。
  例えば、末梢動脈から、毛細血管をとばして、すぐに静脈に抜けるバイパスが
  できた場合(動静脈シャント)、あるいは、先天的に心房中隔が欠損し、左右の
  心房の間に血液の流れができた場合などがあります。
  これは、先天性心疾患をはじめ、動脈瘤、外傷などでみられるものですが、
  手術で人工的につくる場合もあります。
※ 主な先天性心疾患には次のようなものがあります。
  @ 心房中隔欠損症 --- 心房中隔に穴がある。
  A 心室中隔欠損症 --- 心室中隔に穴がある。
  B 動脈管開存症 --- 動脈管の閉鎖が十分でない。
  C 大動脈弁狭窄症 --- 大動脈弁が狭くなっている。
  D 肺動脈弁狭窄症 --- 肺動脈弁が狭くなっている。
  E ファロー四徴症 --- 心室中隔欠損、肺動脈狭窄、右心室肥大(右心室の
    筋肉が肥大)、大動脈騎乗(大動脈が心室中隔欠損の真上に変移)の4つ
    の特徴的な所見を呈す。

※ チアノーゼとは、血液中の酸素が減少し、二酸化炭素が増加することで、皮膚
  や粘膜が青紫色を帯びること。
  唇、爪、手足の先などに目立ってあらわれます。
※ 心不全とは、身体の必要とする血液を、心臓が十分に送り出せない状態。

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