脂質異常症

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 病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があっても
それを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度
わかると、対応も早くなります。「早期発見!、早期治療!」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気
にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも
皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。

脂質異常症 (ししついじょうしょう)

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脂質異常症

初診に適した科 【内科】
【症 状】
多くは無症状、動脈硬化

【脂質異常症とは】
脂質異常症とは、血液中の脂質やリポたんぱくが、正常範囲を超えた病的状態をいい、この状態が長く続くと、動脈硬化が起こり、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症などの病気が起こります。

この脂質異常症には、脂肪の吸収や合成、肝臓や血液中での代謝などの過程のどこかに先天的な異常があるために、血中の脂肪が正常範囲を超える原発性脂質異常症と、ある種の病気、ある種の薬剤、アルコールの飲み過ぎなどの原因により、血中の脂肪が正常範囲を超えてしまう二次性脂質異常症とがあります。

症状としては、多くは無症状ですが、原発性脂質異常症のなかで特に多くみられる家族性高コレステロール血症では、目の角膜にコレステロールが輪状に溜まってできる角膜輪、皮膚にコレステロールが沈着して瘤(こぶ)のようになる結節性黄色腫、アキレス腱などの腱黄色腫などがみられます。

一方、中性脂肪が増えるタイプでは、急性膵炎、脂肪肝などがみられます。

※ 2007年7月に「高脂血症」から「脂質異常症」に改名されました。

※ 高脂血症から脂質異常症へと改名された主な理由は、
  血液中の高比重リポたんぱく(HDL)が少ない状態も含まれるからです。

※ 脂質異常症には、次のようなタイプがあります。
  ・ 高トリグリセリド血症
   血液中にトリグリセリド(中性脂肪)が多く存在する(150mg/dL以上)タイプ

 ・ 高LDLコレステロール血症
   低比重リポたんぱく(LDL)が血液中に多く存在する(140mg/dL以上)タイプ

 ・ 高コレステロール血症
   血液中の総コレステロール値が高い(220mg/dL以上)タイプ

 ・ 低HDLコレステロール血症
   血液中の高比重リポたんぱく(HDL)が少ない(40mg/dL未満)タイプ

※ 血液中に存在する主な脂質には、中性脂肪(トリグリセリド)、コレステロール、
  リン脂質、遊離脂肪酸の四種類があります。

  この脂質は、身体のエネルギー源として役立つだけでなく、細胞膜、胆汁酸、
  ホルモンなどを構成する大切な原料にもなります。

※ 中性脂肪は、エネルギー源として利用され、貯蓄されるもので、皮下や臓器の
  表面などに脂肪組織として存在しています。

  この中性脂肪は、容易にエネルギー源となる脂肪酸に変ります。

※ コレステロールは、細胞膜の構成成分であり、
  副腎から出るステロイドホルモンや、男性ホルモン、女性ホルモンの原料と
  なるもので、肝臓で生合成されます。

※ リン脂質は、細胞膜や細胞の中の小さな器官の膜の構成成分です。

※ 遊離脂肪酸は、脂肪が分解されて生じる脂肪酸で、血漿中にアルブミンと
  結合して存在しています。

  つまり、血液中に脂肪酸の形で存在するものが遊離脂肪酸です。

  この脂肪酸には、炭素の二重結合を含むか含まないかで、不飽和脂肪酸、
  飽和脂肪酸、また、炭素数の多いもので長鎖脂肪酸、少ないもので
  短鎖脂肪酸、その中間のもので中鎖脂肪酸があります。

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