低血糖症 |
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初診に適した科 【内科】 |
【症 状】 |
空腹感、脱力感、イライラ感、動悸、目のちらつき、手足のふるえ、冷や汗、寝汗、顔面蒼白、頭痛、腹痛、痙攣 |
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【低血糖症とは】 |
低血糖症とは、血液中の血糖濃度が正常値より下がったものをいい、この状態が続くと、脳の機能障害が起こったり、生命の危険をきたすことがあります。そのため、早い時期の処置が必要になります。
原因としては、次のようなことが考えられます。
@ 経口血糖降下薬やインスリン(注射)の量と回数を必要以上に増やした場合。
A 経口血糖降下薬やインスリン(注射)の量と回数が守られていても、他の薬剤
やアルコールを摂取している場合。
B 経口血糖降下薬やインスリン(注射)の量と回数が守られていても、食事時間
がいつもより遅れたり、食事の量が極端に少ない場合。
C 経口血糖降下薬やインスリン(注射)の量と回数が守られていても、空腹時に
運動したり、運動をしすぎた場合。
症状としては、異常な空腹感、脱力感、イライラ感、動悸、目のちらつき、手足のふるえ、冷や汗、寝汗などがみられます。また、顔面蒼白、頭痛、腹痛などが起こることもあります。
病状が進むと、意識がはっきりしなくなってふらついたり、異常な行動をとったりするようになります。ほうっておくと、痙攣を起こして昏睡に陥り生命の危険をきたすこともあります。
※ 脳はブドウ糖をエネルギー源としているので、低血糖状態が続くと中枢神経が
損なわれ、さまざまな神経症状があらわれてきます。
※ インスリンとは、膵臓のランゲルハンス島から分泌されるホルモンで、肝臓での
ブドウ糖からグリコーゲンへの転換を促進し血糖値を低下させる働きがありま
す。現在、糖尿病の治療に用いられています。 |
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