血管・リンパ管の病気 バージャー病

血管・リンパ管の病気 バージャー病

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血管・リンパ管の病気〜「バージャー病 (ばーじゃーびょう)」〜
「病気と症状ひと口メモ」


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血管・リンパ管の病気〜「バージャー病」

【バージャー病とは】
手足の細い血管に炎症が起こると、そこにできた血栓(血液のかたまり)によって血管が詰まり、その先に血液が流れなくなります。これがバージャー病で、ビュルガー病、あるいは突発性壊疽、閉塞性血栓血管炎ともいわれ、特に足の膝から下の動脈に起こりやすいようです。今のところ、原因は十分に解明されていませんが、20〜40歳代の男性に多く、病人のほぼ100%が喫煙者というデータがあります。
アメリカの医師バージャー(L. Buerger 1879−1943)が最初に報告したことから、この名が付けられています。
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【症 状】
手・足先の冷え・変色、脈がふれにくい、足のしびれ・痛み、皮膚に赤い筋状の腫れ、脱毛、爪の変形、皮膚に異常なツヤ
【初診に適した科】
心臓血管外科





かいりせいだいどうみゃくりゅう
解離性大動脈瘤
きゅうせいどうみゃくへいそくしょう
急性動脈閉塞症
くびのきゅうせいりんぱせつえん
首の急性リンパ節炎
けっせんせいじょうみゃくえん
血栓性静脈炎
こうけつあつしょう
高血圧症
じょうだいじょうみゃくしょうこうぐん
上大静脈症候群
じょうみゃくりゅう
静脈瘤
だいどうみゃくえんしょうこうぐん
大動脈炎症候群
だいどうみゃくりゅう
大動脈瘤
ていけつあつしょう
低血圧症
にじせいこうけつあつしょう
二次性高血圧症
ばーじゃーびょう
バージャー病
へいそくせいどうみゃくこうかしょう
閉塞性動脈硬化症
ほんたいせいこうけつあつしょう
本態性高血圧症
りんぱかんえん・りんぱせつえん
リンパ管炎・リンパ節炎
りんぱせつしゅちょう
リンパ節腫脹
れいのーびょう
レイノー病
あくせいりんぱしゅ
悪性リンパ腫
ほじきんびょう
ホジキン病





【解離性大動脈瘤とは】
解離性大動脈瘤とは、大動脈の一部が異常に膨れてコブ(瘤)のようになる病気で、コブのでき方が一般にいう大動脈瘤と違い、血管壁の外膜と中膜が内膜と離れて膨らんだもの。放っておくと破裂して生命の危険にかかわってきます。40歳代から70歳くらいの男性に多くみられます。原因としては、動脈硬化や中膜壊死が考えられます。
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【症 状】
胸痛、腹部・背部・腰部の痛み、首・咽喉・下顎・歯の痛み、汗、嘔吐、しわがれ声、身体の片側の麻痺、意識喪失
【初診に適した科】
救命救急センター/循環器科/心臓血管外科

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【急性動脈閉塞症とは】
手足などの太い動脈に血栓が詰まって、その先の動脈に血液が送られなくなる病気を急性動脈閉塞症といいます。閉塞性動脈硬化症やバージャー病などの慢性動脈閉塞症とは違い、症状が急速に悪化します。動脈が詰まるのは、動脈硬化や動脈の炎症などによって血栓ができるためです。
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【症 状】
手足の痛み、皮膚の蒼白、知覚鈍磨、運動麻痺、動脈の脈拍が消える
【初診に適した科】
心臓血管外科

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【首の急性リンパ節炎とは】
首の急性リンパ節炎とは、多くが虫歯や扁桃からの病原菌がリンパ管に入り込んで炎症を起こし、それがリンパ節にまでおよんだもの。炎症が進んで重症になると、化膿して切開が必要になります。
病原菌は、主に溶連菌(溶血性連鎖球菌)。
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【症 状】
首にグリグリができる・押すと痛む、発熱
【初診に適した科】
内科

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【血栓性静脈炎とは】
手や足の静脈に血栓ができると、静脈が塞がれて血液が十分流れなくなってしまいます。これが血栓性静脈炎、あるいは静脈血栓症といわれるものです。これらは、血栓の起こり方によって異なります。つまり、静脈の壁の変化によって血栓ができる場合が血栓性静脈炎、静脈の血液の性質が変化して固まりやすくなったり、流れが悪くなって血栓ができる場合が静脈血栓症。20〜40歳代に多くみられます。
血栓性静脈炎と静脈血栓症は、同時にあらわれることが多いため、ひとまとめにして血栓性静脈炎とよばれています。
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【症 状】
静脈に沿って痛む、皮膚の腫れ、むくみ、チアノーゼ
【初診に適した科】
循環器科/心臓血管外科

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【高血圧症とは】
高血圧症とは、血液を送り出すときの圧力が高い状態、つまり、正常者の平均値よりも常に血圧が高いというものです。、これには、原因となる病気がはっきりしない本態性高血圧症(一次性高血圧症)と、血管、内分泌器官、腎臓などに病気があって、それが原因で起こる二次性高血圧症とがあります。
本態性高血圧症は、厳密には、心臓が広がった時の血圧(拡張期血圧)が高くて、原因疾患のわからないもの。
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【症 状】
多くは無症状(一次性高血圧症)、頭重
【初診に適した科】
内科/循環器科

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【上大静脈症候群とは】
上大静脈症候群とは、上大静脈や上大動脈などが、肺癌や縦隔腫瘍などで圧迫され、閉塞して起こる種々の症状のこと。
上大静脈は、身体の上半身をめぐってきた血液を集めて、心臓の右心房へ送る静脈。大静脈には、心臓より上にある上大静脈とそれより下にある下大静脈の二つがあります。
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【症 状】
むくみ、チアノーゼ、頭痛、めまい、失神発作
【初診に適した科】
内科/循環器科

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【静脈瘤とは】
静脈の一部が蛇行するように皮膚からこぶ状に盛り上がる病気(症状)を静脈瘤といいます。多くは足に発生します。これは、長時間の立ち仕事をする人、太った人、30〜40歳代の女性に多いといわれています。また、妊娠、遺伝的な体質が誘因となります。
静脈瘤が起こる部位は、足の静脈のほかに、腕、食道、腹部の表面、肛門の周囲の静脈など。
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【症 状】
足が重い、腫れぼったい、疲れやすい、だるい、つっぱる、かゆみ、色素沈着、湿疹、潰瘍
【初診に適した科】
外科/心臓血管外科/皮膚科

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【大動脈炎症候群とは】
大動脈炎症候群とは、大動脈の炎症が原因で、大動脈やその主要分枝の血管が狭くなったり、詰まったりする病気で、20〜40歳までの女性に多くみられます。
大動脈炎症候群は、脈無し病、高安病ともよばれます。
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【症 状】
動脈の脈がふれなくなる、めまい、頭痛、視力障害、高血圧
【初診に適した科】
循環器科

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【大動脈瘤とは】
大動脈瘤とは、大動脈の一部が異常にふくれて瘤(こぶ)のようになる病気で、これにはその発生の様子から真性大動脈瘤と仮性大動脈瘤の二種類に分けられます。真性大動脈瘤は、大動脈の血管壁の三層構造すべてが一緒にふくれ上がったもので、一般にいう大動脈瘤は、こちらを指します。一方、仮性大動脈瘤は、中膜や外膜が、内膜と離れてふくれたもの。仮性大動脈瘤の代表的な病気は、解離性大動脈瘤です。
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【症 状】
腹痛、腰痛、発熱、吐き気、腹が張る、へそ付近に瘤、喘鳴、咳、呼吸困難、血痰、しわがれ声、嚥下困難、しゃっくり、額の片方に異常な汗、胸骨・肋骨の痛み、首の静脈が太くなる、胸痛、血圧の低下、ショック状態
【初診に適した科】
内科/循環器科/心臓血管外科

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【低血圧症とは】
低血圧症は、常に血圧が低い状態の慢性低血圧症と、立ち上がったときだけ血圧が低くなる起立性低血圧症とに分けられます。このうち慢性低血圧症は、さらに、原因となる病気が明らかな症候性低血圧症と、血圧が低くなる原因が分からない本態性低血圧症とに分けられます。低血圧症の大部分は、本態性低血圧症です。起立性低血圧症は、降圧剤などの薬剤の服用や、脊髄の病気、神経障害、アミロイドーシス、アジソン病、シモンズ病、先天性心疾患などが原因で起こります。ただ、原因となる病気がないケースもあります。症候性低血圧症の原因となる病気には、心臓病(大動脈弁狭窄症、僧帽弁狭窄症、肺性心、心膜炎など)や、内分泌器官の病気(甲状腺機能低下症、シモンズ病、アジソン病など)が挙げられます。
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【症 状】
めまい、耳鳴り、疲労感、倦怠感、食欲不振、目覚めが悪い、立ちくらみ、動悸
【初診に適した科】
内科/循環器内科/心療内科

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【二次性高血圧症とは】
腎臓病(慢性糸球体腎炎)、内分泌の病気、血管異常、中枢神経などの病気が原因で高血圧になっている場合を二次性高血圧症といいます。これらの病気のほかに、漢方薬や鎮痛薬、肝臓病薬などの薬剤、中毒、妊娠などが原因となることもあります。
正常血圧は、収縮期血圧が130mmHg未満、拡張期血圧が85mmHg未満(日本高血圧学会による「高血圧治療ガイドライン」)です。
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【症 状】
多くは無症状
【初診に適した科】
内科/循環器内科

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【閉塞性動脈硬化症とは】
動脈硬化によって動脈の内壁の一部が崩れて血栓がつくられると、その血栓によって動脈が塞がれて血液が十分流れなくなってしまいます。その結果、手足の冷え、間欠性跛行などの症状が引き起こされるようになります。これが閉塞性動脈硬化症です。
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【症 状】
手足の冷え、間欠性跛行
【初診に適した科】
循環器科/心臓血管外科

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【本態性高血圧症とは】
原因がはっきり分からなくて血圧(拡張期血圧)が高いものを本態性高血圧症といいます。ただ、原因は特定できないものの、遺伝や環境因子、塩分の過剰摂取、肥満、飲酒、運動不足、ストレス、性格、気温などが誘因として考えられます。なお、この本態性高血圧症では、自覚症状はほとんどあられませんが、高血圧が続くと、脳卒中や心臓病、腎臓病などの合併症が引き起こされることがあります。
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【症 状】
多くは無症状
【初診に適した科】
内科/循環器内科

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【リンパ管炎・リンパ節炎とは】
リンパ管に病原菌が入り込むと炎症が起こります。これがリンパ管炎です。炎症がリンパ節までひろがるとリンパ節炎になります。これは、病原となる細菌やウイルスが強いとき、あるいは身体の抵抗力が弱っているときなどに起こります。病原菌の多くは、溶連菌です。
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【症 状】
寒気、悪寒、ふるえ、発熱
【初診に適した科】
内科

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【リンパ節腫脹とは】
リンパ節腫脹とは、リンパ節が腫れるというもので、その原因にはさまざまなものがありますが、最も多いのは細菌やウイルスによる感染症です。
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【症 状】
リンパ節の腫れ・痛み
【初診に適した科】
内科

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【レイノー病とは】
レイノー現象とは、急に寒い戸外に出たとき、冷たい水に手をつけたとき、精神的なショックを受けたときなどに、手足、特に手の先の血液の流れが突然悪くなって、皮膚が冷たく蒼白となったり、紫色になり(チアノーゼ)、同時にしびれるような痛みが起こる病気のことをいいますが、このうち原因となる病気が見当たらないものをレイノー病(一次性または原発性レイノー症候群)、原因となる他の病気をもっているものをレイノー症候群(二次性レイノー現象)といいます。
レイノー現象では、指を失うことはありません。
レイノー病は、若年女子に多くみられます。
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【症 状】
手指の痛み・しびれ感・蒼白・チアノーゼ
【初診に適した科】
心臓血管外科

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【悪性リンパ腫とは】
悪性リンパ腫とは、リンパ組織(リンパ節など)の細胞に原発する癌の総称で、癌の組織的な違いから、ホジキンリンパ腫(ホジキン病)と非ホジキンリンパ腫(非ホジキン病)に分けられます。このうち、前者(ホジキンリンパ腫)は欧米人に多くみられるものですが、日本では後者(非ホジキンリンパ腫)が大半を占めています。原因としては、ウイルスとの関係が最も注目されていますが、他にカビ説や遺伝説なども考えられています。
ホジキン病とは、頭部・腋窩部(わきの下のへこんだところ)・鼠径部(下腹部の足に接する部分、ももの付け根)のリンパ節の腫脹や、脾臓の肥大をきたす悪性の病気。
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【症 状】
リンパ節の腫れ、衰弱、体重減少
【初診に適した科】
内科

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【ホジキン病とは】
ホジキン病とは、悪性リンパ腫の一種で、頭部、腋窩部(脇の下のへこんだところ)、鼠径部(下腹部の足に接する部分、ももの付け根)のリンパ節の腫脹や脾臓が肥大する悪性の病気です
ホジキン病は、イギリスの医師ホジキン(Thomas Hodgkin 1799-1866)の名からつけられています。
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【症 状】
リンパ節の腫れ、脾腫、発熱、寝汗、かゆみ、疲労、体重減少
【初診に適した科】
内科

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