梅毒(ばいどく)とは?

梅毒について解説しております。

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 皮膚と皮膚付属器の病気ナビでは、皮膚と皮膚付属器の病気ナビでは、表皮、真皮、皮下組織の三層から構成された皮膚の仕組みと働きや、皮膚付属器(毛包、脂腺、アポクリン腺、エクリン腺、爪)の仕組みと働きについてそれぞれ解説しております。また、皮膚の病気や皮膚付属器の病気についても、その概要や原因、症状、治療などを中心に、要点を整理してまとめております。


梅毒(ばいどく)とは?
〜皮膚の病気〜

皮膚(表皮、真皮、皮下組織)、皮膚付属器(毛包、脂腺、アポクリン腺、エクリン腺、爪)

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梅毒とは?
 梅毒は、病原体トレポネーマ・パリダムに感染して起こる病気(感染症、性病)で、これには先天梅毒と後天梅毒の二つに分けられますが、近年では先天梅毒は極めて稀で、性行為による後天梅毒がほとんどです。
感染後は、全身感染症として長い経過(第1期〜第4期)をとります。
しかし、今は抗生物質(ペニシリンなど)による治療法が確立しているため、予後も良く、治癒します。
性行為感染症(STD:sexually transmitted diseases)は、性行為によって感染する病気で、梅毒や淋病、軟性下疳、鼠径リンパ肉芽腫のような性病をはじめ、次のようなものが挙げられます。
ウイルスによるもの
性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、B型肝炎、HIV、成人T細胞白血病、サイトメガロウイルス感染症、伝染性軟属腫。
細菌によるもの
梅毒、淋病、軟性下疳。
クラミジアによるもの
性器クラミジア感染症、鼠径リンパ肉芽腫。
真菌によるもの
性器カンジダ症、口腔カンジダ症、白癬。
寄生虫、原虫によるもの
トリコモナス原虫による感染症、アメーバ赤痢、毛じらみ症、疥癬。
性行為による感染以外に、輸血血液を媒介とする感染や母子感染があります。
母子感染の場合に子供が先天梅毒となりますが、現在は妊婦管理が向上しているため、先天梅毒はほとんどみられません。
性行為により感染した場合、病原体は皮膚や粘膜の微細な傷口から侵入し、やがて血液内に入り込みます。
梅毒という病名の由来について
第2期にみられる赤い発疹が、楊梅(ヤマモモ)の果実に似ていることから、時代と共に「楊梅瘡 → 梅瘡 → 黴毒 → 梅毒」と変化し、この呼び名になっています。

【症 状】
梅毒では、トレポネーマの感染後、第1期〜第4期の長い経過をたどり、バラ疹をはじめさまざまな症状を引き起こします。
但し、現在、抗生物質の発達により第3期、第4期に進行することはほとんどありません。

梅毒でみられる第1期〜第4期の症状について

【診 断】
梅毒の診断では、検査の判定が重要になります。

【治 療】
ペニシリン系の抗生物質が投与されます。

初診に適した科 【皮膚科/泌尿器科/産婦人科/性病科】



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