肺化膿症

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 病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があっても
それを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度
わかると、対応も早くなります。「早期発見!、早期治療!」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気
にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも
皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。

肺化膿症 (はいかのうしょう)

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肺化膿症

初診に適した科 【内科/呼吸器科】
【症 状】
悪寒、発熱、咳、痰、胸痛、体重減少、呼吸困難、チアノーゼ、喀血

【肺化膿症とは】
肺化膿症とは、病原菌の感染によって、肺の組織が壊死または空洞化し、さらに肺の破壊が進んで膿瘍ができた状態のもので、肺に原因となる病気がないものを原発性肺化膿症、肺に病気があって起こるものを続発性肺化膿症といいます。

原因となる菌には、ブドウ球菌、大腸菌、バクテロイデス属(嫌気性グラム陰性桿菌)などが挙げられます。また、前述の菌の何種類かが混合して、起こる場合もあります。

感染原因としては、次のようなことが考えられます。
@ 副鼻腔炎や歯周炎などの菌が吸引される。
A 肺癌、食道癌、肺結核などによる分泌物が肺の中にとどまって発病する。
B 肝膿瘍や敗血症などから血行感染する。
C 肺炎、肺膿胞、横隔膜の膿瘍などから波及する。

症状としては、悪寒(寒気やふるえ)をともなう高熱、咳、悪臭のある痰(多くは黄色いネバネバした痰)、胸痛などがあらわれます。進行すると、体重減少、呼吸困難、チアノーゼ、喀血などもみられます。

※ 膿瘍とは、組織が融解し、中に膿がたまって腫瘤(はれもの・こぶ)状になった
  状態。これは、細菌などの感染で生じ、多くは皮膚、肺、腎臓、肝臓、脳などで
  みられます。
※ 細菌を分類する基準(方法)の一つに、グラム染色(細菌類を色素によって染
  色)という方法があります。染色によって紫色に染まるものをグラム陽性、淡紅
  色に染まるものをグラム陰性といいます。
※ グラム染色による方法で、ごく一部の細菌を分類すると次のようになります。
  ・ グラム陽性 --- 球菌(ブドウ球菌など)、桿菌(炭疽菌、枯草菌、破傷風菌、
             ジフテリア菌、結核菌、ボツリヌス菌など)
  ・ グラム陰性 --- 球菌(淋菌など)、桿菌(緑膿菌、大腸菌、サルモネラ、赤痢
             菌、ペスト菌、クレブシエラ属、インフルエンザ菌など)
  ・ らせん状桿菌 −−− (コレラ菌、腸炎ビブリオなど)

※ 風邪(ウイルス感染)に続く肺炎は、ウイルスにより気道粘膜が破壊され、線毛
  による異物の排除が低下したところへ、ブドウ球菌やインフルエンザ菌などが
  侵入して起こります。さらに、ウイルス感染で免疫機能が低下するので、細菌
  感染はいっそう促進されます。
  このウイルス感染から細菌性肺炎になった場合、高熱とともに膿性の痰が出
  るといった症状がみられます。
※ 球菌とは、個々の細胞の形状が球形を示す原核生物。
※ 桿菌(杆菌)とは、個々の細胞の形状が細長い棒状または円筒状を示す原核
  生物。
※ 血行感染とは、病巣から血管内に入った病原菌が、血液の流れにのって、
  ほかの臓器へ移動し感染すること。

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