胸膜炎

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 病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があっても
それを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度
わかると、対応も早くなります。「早期発見!、早期治療!」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気
にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも
皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。

胸膜炎 (きょうまくえん)

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胸膜炎

初診に適した科 【内科/呼吸器科】
【症 状】
発熱、咳、痰、胸痛、胸部の圧迫感、呼吸困難

【胸膜炎とは】
胸膜炎とは、胸膜に起こる炎症の総称です。この胸膜炎は、結核性胸膜炎と非結核性胸膜炎に分けることができますが、最近では結核性のものは減少し、代わりに癌性(非結核性)のものが増加しています。

また、胸水が多いものを湿性胸膜炎、極少量しかないものを乾性胸膜炎とする分け方もありますが、この場合、ほとんどが湿性型となります。

原因としては、次のようなものがあります。
@ 感染性の肺疾患からの波及 −−− 
  肺結核による結核性胸膜炎、肺化膿症、細菌・ウイルス・真菌・リケッチアが原
  因の肺炎などから。
A 非感染性の肺疾患からの波及 −−− 
  肺梗塞、肺癌などから。
B 肺以外の疾患からの波及 −−− 
  心膜炎、腹膜炎、縦隔リンパ節結核、縦隔腫瘍、横隔膜下膿瘍、アメーバ性
  肝膿瘍、食道癌などに胸膜炎の併発がみられます。
C 離れた患部からの転移 −−− 
  肺血症、腎炎、多発性関節炎などから。
D その他胸膜に何らかの刺激を与えるもの −−− 
  心不全、肝硬変、ネフローゼ症候群、膠原病、卵巣腫瘍、膵臓炎、胸部の打
  撲、アスベスト(石綿)など。

症状としては、発熱、咳、痰、胸痛、胸部圧迫感、呼吸困難などが挙げられます。
このうち胸痛は、咳や深呼吸によって増す傾向がありますが、胸水が溜まってくると胸膜の摩擦が和らぐため軽くなります。ただ、呼吸困難があらわれてきます。

左胸に胸水が溜まると心臓を圧迫するので、動悸が強く脈が速くなります。
癌性の胸膜炎では、胸痛及び呼吸困難ともに強くあらわれ、さらに貧血や全身衰弱などもみられます。

※ 胸膜は、肺を直接包む肺胸膜と、その膜が肺門部で折り返しになって胸郭の
  内側を覆う壁側胸膜の2枚からできています。
※ 胸膜腔とは、2枚の胸膜の隙間をさし、ふつう約5ml程度のサラッとした体液
  が溜まっています。
  胸膜に炎症が起きると、その体液が異常なほど増加してきます。
  これを胸水とよんでいます。
  ちなみに、この胸水が膿のようになったものを膿胸といいます。
※ リケッチアとは、細菌よりも小さくウイルスよりも大きいグループの病原微生物
  のこと。ツツガムシ病や発疹チフスなどの病原微生物が該当します。

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