細菌性肺炎

細菌性肺炎について

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 病気にかかると、診断と治療は医師の手に委ねますが、自分の身体の今の情報を医師に伝えるのは自分自身です。症状があってもそれを言葉に出して言えないとなにもなりません。また、今の症状からどんな病気が考えられるか、初診に適した科は何か、ある程度わかると、対応も早くなります。「早期発見!、早期治療!」重い病気であればなおさらです。この「病気と症状いろいろナビ」では、病気にはどんなものがあるのか、また、その症状はどのようなものなのかをご案内しています。このサイトをしっかりご活用頂き、少しでも皆さまの皆さまご自身の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。


細菌性肺炎 (さいきんせいはいえん)


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細菌性肺炎

初診に適した科【内科/呼吸器科】
【症 状】
悪寒、発熱、咳、痰、胸痛

【細菌性肺炎とは】
細菌性肺炎とは、細菌を原因とした肺の急性炎症のことですが、市中型か院内型かによって原因となる細菌も異なってきます。
市中型の肺炎の場合は、強力なグラム陽性球菌(ブドウ球菌など)が主体となって起こります。
一方、院内型の肺炎の場合は、毒性の弱いグラム陰性桿菌(緑膿菌、大腸菌、クレブシエラ属など)によるものが大部分を占めます。
症状としては、市中型の細菌性肺炎の場合、悪寒、発熱、咳、痰、胸痛など、肺炎の一般的な症状があらわれます。
また、病原菌によってもその症状に特徴があらわれますが、例えば、ブドウ球菌あるいはクレブシエラ属なら、肺炎が繰り返し起こり、肺炎球菌なら、錆色の痰がでるといった症状があらわれます。

細菌性肺炎には、抗生物質が有効です。
細菌を分類する基準(方法)の一つに、グラム染色(細菌類を色素によって染色)という方法があります。染色によって紫色に染まるものをグラム陽性、淡紅色に染まるものをグラム陰性といいます。
グラム染色によって、細菌を分類すると次のようになります。
(ごく一部)
グラム陽性
球菌(ブドウ球菌など)、桿菌(炭疽菌、枯草菌、破傷風菌、ジフテリア菌、結核菌、ボツリヌス菌など)
グラム陰性
球菌(淋菌など)、桿菌(緑膿菌、大腸菌、サルモネラ、赤痢菌、ペスト菌、クレブシエラ属、インフルエンザ菌など)
らせん状桿菌
(コレラ菌、腸炎ビブリオなど)
風邪(ウイルス感染)に続く肺炎は、ウイルスにより気道粘膜が破壊され、線毛による異物の排除が低下したところへ、ブドウ球菌やインフルエンザ菌などが侵入して起こります。
さらに、ウイルス感染で免疫機能が低下するので、細菌感染はいっそう促進されます。
このウイルス感染から細菌性肺炎になった場合、高熱とともに膿性の痰が出るといった症状がみられます。
球菌とは、個々の細胞の形状が球形を示す原核生物。
桿菌(杆菌)とは、個々の細胞の形状が、細長い棒状、または円筒状を示す原核生物。


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