肝臓

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 病気にかかってはじめて、「あー、あの時に気をつけていればよかった!」なんてことを、事あるごとに思ったりしますが、そんなことに
ならないようにするためには、からだの仕組みや働きなどの知識を豊かにして、病気の成り立ちをよく理解することがまず肝要なことでは
ないでしょうか。この「病気とからだナビ」では、からだのことを少しでも知っておくと同時に、病気にはどんなものがあるのか、その症状は
どのようなものなのかを知識として利用できるように整理しています。病気にならないようにすることが一番、そして仮に病気にかかったとしても、すばやい対応ができるように、日ごろから病気とからだについて、頭の中で整理しておくことが重要だろうと思います。

肝臓(かんぞう)

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肝臓とは
 肝臓の体積の約80%は肝細胞で、ほかに内皮細胞やクッパー細胞といわれる肝臓独特の細胞が分布しています。肝臓の働きはこれらの細胞が担っています。

また肝臓には、血管(門脈、肝動脈、肝静脈)、胆管、神経がほかの臓器とつながっていて、栄養素や薬物、不要物などをやり取りしています。

・門脈 ---
 小腸から吸収された栄養分を肝臓に運ぶ血管です。
 但し、脂肪は分解された後、その大部分はこの門脈を通らずに、小腸の粘膜の
 下にあるリンパ管から静脈そして心臓を経て肝臓に運ばれます。
・肝動脈 ---
 心臓から酸素や栄養分を肝臓に運ぶ血管です。
・肝静脈 ---
 身体が利用しやすいように、肝臓で処理された栄養素を、心臓に送り込む血管
 です。
・胆管 ---
 肝細胞でつくられた胆汁を十二指腸に運ぶ管で、途中に胆汁を一時蓄える胆嚢
 がついています。
・神経 ---
 肝臓に出入りする自立神経は、胆汁の分泌をはじめ、血管の拡張や収縮などに
 関与しています。

※ 肝臓の重さは、男性で約1.5kg、女性で約1.3kgです。
  ちなみに脳は約1.2kgです。
※ 栄養素(五大栄養素)には、タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルがあり
  ます。
  ・タンパク質 ---
   主に筋肉や血液、ホルモン、酵素などの原料になったり、エネルギー源に
   なったりします。
  ・脂質、糖質 ---
   主にエネルギー源となります。
  ・ビタミン ---
   身体の調子を整える働きがあります。
  ・ミネラル ---
   体液のバランスを整えたり、骨を丈夫にしたりします。
※ 食べ物は、口から腸に送られる間に、炭水化物はブドウ糖や果糖などに、
  タンパク質はアミノ酸に、脂肪は脂肪酸とグリセリンに分解され、そして、その
  多くは小腸で吸収されます。
※ 胆汁に含まれる胆汁酸は、脂肪やビタミンなどを腸で吸収されやすいように
  する処理や、肝臓で処理された不要物を排泄する役目を担っています。

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