血液

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 病気にかかってはじめて、「あー、あの時に気をつけていればよかった!」なんてことを、事あるごとに思ったりしますが、そんなことにならないようにするためには、からだの仕組みや働きなどの知識を豊かにして、病気の成り立ちをよく理解することがまず肝要なことではないでしょうか。この「病気とからだナビ」では、からだのことを少しでも知っておくと同時に、病気にはどんなものがあるのか、その症状はどのようなものなのかを知識として利用できるように整理しています。病気にならないようにすることが一番、そして仮に病気にかかったとしても、すばやい対応ができるように、日ごろから病気とからだについて、頭の中で整理しておくことが重要だろうと思います。


血液(けつえき)


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血液とは

 血液は、血球(細胞成分)と血漿(液体成分)とから構成されています。
このうち血球には、赤血球、白血球、血小板があります。
赤血球
血球の大部分は赤血球です。
血液の赤い色素は赤血球に含まれるヘモグロビンで、このヘモグロビンは、肺から受け取った酸素を、全身の組織へ運び、組織からは二酸化炭素をもらい受け、肺(肺胞)へ送り届けるという働きをします。
白血球
好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球などの種類があります。
このうち好中球、単球は、細菌などの病原菌や異物を、自分のからだに、取り入れ、消化酵素で溶かします。
好酸球は、大量の酸素を含んでいて、細菌などの毒性を酸化します。
好塩基球は、血液凝固を防ぐ作用があるといわれています。
リンパ球は、骨髄やリンパ組織、脾臓でつくられます。
Tリンパ球とBリンパ球とに分けられ、いずれも免疫反応に直接働きかけます。
つまり、身体を守る重要な働きをします。
血小板
血漿中の血液凝固分子とともに、血液を固めて出血を止める働きをします。
血 漿
正常な血液では、その容積の約60%が血漿で、そのうちの約90%が水分、残りの大半はタンパク質です。
そのタンパク質は、アルブミン、グロブリン、フィブリノーゲンなどの凝固因子に分けられます。
この凝固因子は、血小板とともに、血液を固めて出血を止める働きをします。

赤血球の寿命は約120日です。
赤血球は、主に骨髄(椎骨、手足の長い骨、骨盤骨などの内部にある組織)でつくられますが、健康な人では、1秒間に200万個が血管の中に送り出されています。
白血球は、核をもち血管内を動き回れます。
膿は、白血球の死んだ組織の破片と組織からの分泌物が混じったものです。
血液の働きを整理すると次のようになります。
肺で受け取った酸素を全身の組織に運び込み、組織からは二酸化炭素をもらい受けて肺に運びます。
消化管から受け取った栄養素を肝臓に運び、肝臓で処理後、全身に運び込み、組織からは老廃物をもらい受けて腎臓などに運びます。
内分泌器官で分泌されたホルモンを、必要な器官に運びます。
高熱を発する器官から、その熱を身体の表面の血管まで運んで体外に放出させます。
体液のPH調節をします。
また体液量を一定に保つ働きもあります。
免疫反応にかかわり、感染などを防ぎます。
血液を固めて出血を止める働きがあります。




  


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