脂質異常症

脂質異常症

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 病気にかかってはじめて、「あー、あの時に気をつけていればよかった!」なんてことを、事あるごとに思ったりしますが、そんなことに
ならないようにするためには、からだの仕組みや働きなどの知識を豊かにして、病気の成り立ちをよく理解することがまず肝要なことでは
ないでしょうか。この「病気とからだナビ」では、からだのことを少しでも知っておくと同時に、病気にはどんなものがあるのか、その症状は
どのようなものなのかを知識として利用できるように整理しています。病気にならないようにすることが一番、そして仮に病気にかかったとしても、すばやい対応ができるように、日ごろから病気とからだについて、頭の中で整理しておくことが重要だろうと思います。

脂質異常症(ししついじょうしょう)

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脂質異常症とは
 血液中のリポたんぱくや脂質が正常の範囲を超えた状態を「脂質異常症」といいます。

この状態が長く続くと、動脈硬化が起こり、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、閉塞性動脈硬化症などを発症します。

【症 状】

・食べ物から摂った脂肪の代謝では ---
 カイロミクロンが運ぶ中性脂肪が血液の中で増加すると、皮下脂肪の中に蓄積
 されるようになります。

 そして肥満や脂肪肝などを引き起こします。

・肝臓で合成された脂肪の代謝では ---
 LDLコレステロールが血中に増加して血管壁に過剰に取り込まれると、動脈
 硬化が引き起こされます。

※ リポたんぱくは、アポたんぱくと脂質との複合体です。

  つまり、脂質は血液に溶けないため、水に溶けるタンパク質(アポたんぱく)と
  くっついて血液の中を運ばれていくというわけです。

※ 血液中の脂質は主にコレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸です。

※ 脂質は、身体のすみずみに運ばれてエネルギー源として役立ちます。
  また、細胞膜、ホルモン、胆汁酸などを構成する原料にもなります。

※ コレステロールは、細胞膜などの構成成分となります。
  また、ステロイドホルモン、男性ホルモン、女性ホルモンの原料にもなります。

※ 中性脂肪(トリグリセリド)は、脂肪酸となりエネルギー源として利用されたり
  貯蔵されたりします。

※ リン脂質は、細胞膜などの構成成分となります。

※ 遊離脂肪酸は、脂肪が分解されて生じる脂肪酸で、血液中にアルブミンと結合
  して存在しています。
  これは、飢餓状態や糖尿病のときに極端に増加します。

※ 主に食べ物から吸収された中性脂肪を運ぶ大型のリポたんぱくを、カイロミク
  ロンといいます。

※ LDLは、コレステロールに富む小型のリポたんぱく。
  LDL中のコレステロールは末梢組織(筋肉など)に取り込まれ、細胞膜の構成
  成分として利用されます。

※ HDLは、肝臓や腸でつくられるリポたんぱく。
  末梢組織から余分なコレステロールを回収して、肝臓に運ぶ役目を担います。

※ LDLはコレステロールを末梢組織に運ぶ働き(俗にいう悪玉)。
  HDLはコレステロールを回収して肝臓に運ぶ込む働き(俗にいう善玉)。

※ 食べ物に含まれる脂肪の大半は、腸のまわりにきているリンパ管から静脈、
  心臓、動脈を通って身体のすみずみに供給されます。

  肝臓で糖や脂肪酸から合成された脂肪は、肝静脈、大動脈、心臓を経由して
  身体のすみずみに供給されます。

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