糖尿病

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 病気にかかってはじめて、「あー、あの時に気をつけていればよかった!」なんてことを、事あるごとに思ったりしますが、そんなことに
ならないようにするためには、からだの仕組みや働きなどの知識を豊かにして、病気の成り立ちをよく理解することがまず肝要なことでは
ないでしょうか。この「病気とからだナビ」では、からだのことを少しでも知っておくと同時に、病気にはどんなものがあるのか、その症状は
どのようなものなのかを知識として利用できるように整理しています。病気にならないようにすることが一番、そして仮に病気にかかったとしても、すばやい対応ができるように、日ごろから病気とからだについて、頭の中で整理しておくことが重要だろうと思います。

糖尿病(とうにょうびょう)

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糖尿病とは
 糖尿病は、糖代謝の異常から起こる病気で、暴飲暴食、運動不足、肥満、遺伝、ウイルス感染、自己免疫反応、膵臓や内分泌の病気、薬剤の服用などが引き金となって起こります。

この糖尿病は、インスリン非依存型糖尿病、インスリン依存型糖尿病、その他の型に分けられます。

・インスリン非依存型糖尿病 ---
 糖尿病では最も多く発症する型です。インスリンが十分につくられなかったり、
 十分に分泌されなかったり、インスリンの作用を妨げるようなことがあったりなど
 して起こります。特に肥満、遺伝が強く関係しているといわれていますが、肥満
 がなくて起こる場合もあります。
・インスリン依存型糖尿病 ---
 子どもに限らず成人でも発病することがあります。これは、インスリンがほとんど
 あるいはまったく分泌されなくなって起こります。
 原因としては、ウイルス感染や感染後の自己免疫反応が影響をおよぼしている
 のではないかと考えられています。
・その他の型 ---
 慢性膵炎、急性膵炎、バセドウ病、クッシング症候群、先端巨大症などの病気
 が原因で起こります。

【症 状】
倦怠感、疲労感、口渇、多飲、頻尿、多尿、空腹感、体重の減少、手足のしびれ、
神経痛、陰部のかゆみ、できもの、目がかすむ、性欲減退、インポテンツなどの
症状があらわれますが、インスリン非依存型糖尿病では、かなり進行しない限り、
自覚症状はほとんどあらわれません。

※ 食べ物の栄養素には、糖質(=炭水化物−食物繊維)、脂質、タンパク質の
  三大栄養素がありますが、このうち、生命を維持し活動するためのエネルギー
  源として体内で最もよく使われるのが糖質です。
  この糖質は、消化・吸収されブドウ糖となって肝臓へ送られ、脳や筋肉で利用
  されたり、一部はグリコーゲンとして蓄えられます。
※ インスリンとは、膵臓に点在するランゲルハンス島B細胞(β細胞)から分泌
  されるホルモンです。
※ ブドウ糖は、消化管で吸収されて血液の中を運ばれ、筋肉や脂肪組織に取り
  入れられますが、その際、インスリンが作用します。
  そのインスリンの作用が低下すると高血糖となります。
※ 血液中のブドウ糖濃度「血糖値」が高くなることを高血糖といい、この状態が
  継続するのが糖尿病です。
※ 自己免疫(じこめんえき)とは、あやまって自分自身の組織を攻撃してしまう
  現象。
※ インスリンとは反対に、血糖を上昇させる働きをするホルモンには、カテコール
  アミン、グルカゴン、成長ホルモンなどがあります。
※ 糖尿病が引き起こされる原因には、インスリン受容体の異常やインスリンを
  合成する遺伝子DNAの配列異常があることが分ってきています。

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